【フクオカリノベ No.11】
リノベの達人|相手の思いを引き出して、変幻自在のプランニングであらゆる要望に応えたい。『株式会社ホームランド』
■リノベの達人
株式会社ホームランド
道源 道子
マンションから古民家まで
あらゆるリノベーションに対応
暮らす人のライフスタイルとこだわりや、時を経ても変わらぬ美しさをかもしだす意匠や素材を大切にする[ホームランド]。同社では設計もできる女性プランナーがお客様窓口となり、リノベーションをサポートしてくれる。設立から30年を迎える同社の歩みを支えてきたのが、ベテランプランナーの道源 道子さん。プロヴァンスから和モダン、ナチュラルまで、あらゆるテイストの家づくりに対応するデザイン力と、コストをコントロールしつつ要望に応えるバランス力が持ち味だ。
リノベーション経験も豊富で、築年数の定かでない古民家からマンションの一棟丸ごとリノベーションまで、さまざまな物件を手掛けてきた百戦錬磨のプランナー。仕事へのこだわりを尋ねると「得手・不得手も、好き・嫌いもありません。カメレオン人生なので」とにっこり。それは相手に合わせるという意味かと問えば「合わせる、というより、引き出す、ですね。その方の望むことを引き出して、自分のいいと思うものを提案して、プラスアルファの付加価値をつけるよう心がけています」。
築22年の戸建てを庭ごとリノベ
古さと新しさが調和する
アンティーク・ミックス空間に
図面を広げて人生を語る
家づくりは「人間探求」
施主の要望を引き出すのはいいけれど、要望が多すぎて収拾がつかなくなって手強い物件になってしまうことはないのだろうか?
「要望が多いのは、楽しいのです。私は『要望がない』とおっしゃるお客様のほうが大変だと感じます。『インテリアに興味がない』とか『まったくわからない』と言われる方でも、根底では関心や要望をお持ちなんです。ただ、それをどう表現したらいいかわからなくて『お任せします』と口にしてしまう。お任せされたら、それなりものは出来上がるのですが、こちら側の一方通行の家づくりって喜びも少ないですよね…。ですから、少しずつ聞いていって、引き出していくのが私の仕事。『昔はこうだったから…』と言う言葉の裏側にあるのが、『今はこういうものに憧れている』なのか『次もこんなふうにしたい』なのか?私からも『今はこういうものが流行っていますよ』と提案もしますので、最初にプランから二転三転することもしばしばです。大変なこともありますが、最終的には喜んでいただけるからいいんです」。
築21年のマンションのリノベ
家具やアートの魅力が際立つ
ギャラリーのようなLDKに
近頃、「まだ、道源さんいますか?」と立て続けに随分以前にリフォームをした人から、再びリフォーム相談の連絡があったという。施主の思いを汲み取る丁寧な仕事ぶりは、時を経ても施主の心に刻まれているようだ。
「打ち合わせでは図面の上に描かれていることについてだけでなく、趣味や家族のこと、これまでの人生とこれからの人生についてなど、家以外のいろんなことについても話していただくんです。その人の歩みを知り、人間関係がよくなれば、もっと私に要望を言いやすくなって、もっといいものができるようになるからです。入り口は『どんな家にしましょうか?』ですが、私がやっているのは人間探求なんです」。
[ Company Profile ]
株式会社ホームランド
福岡市中央区薬院2-4-15
[☏] 092-724-9133
[HP] https://www.home-land.co.jp/
※この記事は「フクオカリノベno.11」より抜粋して記載しております
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@fukuoka_renovation
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