【美味本magazine2024】繊細かつ美しい焼鳥の極みを求めて| 博多 焼鳥酒場 すぅ。
中央区高砂| 和食
博多 焼鳥酒場 すぅ。
本物を知る大人が集う
洒脱な焼鳥酒場
料理の世界は「道」と言われるが、こと焼鳥となると、串に肉を刺して焼くというシンプルなものだからこそ奥が深く、その道に情熱を傾ける職人の姿は、より求道的に見える。国体道路沿いの春吉交差点そばにオープンした『焼鳥酒場 すぅ。』も、そんな焼鳥の世界に魅入られ、極めようとする店のひとつ。
14席のカウンターのみの落ち着いた店内で味わえるのは、希少な銘柄鶏を使用した炭火焼鳥と一品料理。鹿児島県産の〈大摩桜〉や福岡県産の〈古処鶏〉など、旨味の強い鶏肉を使い、素材や部位の特徴に合わせたさばき方、串の打ち方、火の入れ方を追求し、丁寧に焼き上げた串の数々を堪能することができる。鶏の旨味を引き出すべく厳選した炭は、強火力が長時間続き、肉の表面から中心まで理想の火入れが叶う、最高級の〈土佐備長炭〉。焼き上がりの見た目が美しいのはもちろん、素材が纏う「香り」までもひと味違う。
来店したらまずは、基本の『焼鳥コース』(6本3000円)がオススメ。ささみ、せせり、砂ずり、レバー、つくね、焼野菜などの店主おすすめの6本に、小鉢と地鶏のスープが付いたおまかせのコースで、串物はゲストのペースに合わせて、一本一本サーブされる。有田焼や伊万里焼などの美しい皿の上で繰り広げられる繊細な仕事に、感嘆の声が漏れる瞬間だ。
串の焼き上がりを待ちながら、季節の野菜や旬魚のおばんざいなどを味わうのも一興。特に名物の一品『さつま極鶏のたたき』(1500円)は、マストで注文したい。おまかせコースを存分に堪能した後は、お好きな串を1本250円〜追加注文も可能。日によって「ちょうちん」などの希少部位も味わえる。料理に合わせて、大将厳選の日本酒や、自然派ワインとのペアリングを愉しめば、至福のひとときが訪れることだろう。
一流の料理とサービスを提供しながらも「酒場」と名乗るのは、気兼ねなく来店して欲しいという大将の心意気。「おいしい焼鳥が食べたい!」そんな日にひとりでもフラリと立ち寄れる雰囲気でありながら、デートなどにも喜ばれること間違いなしの同店。最高の店をまたひとつ発見してしまった。
SHOP INFORMATION ーーーーーーーー
博多 焼鳥酒場 すぅ。
[所]福岡市中央区春吉3-21-22 クレビス天神 1階
[☎]092-406-7322
[営]17:00〜OS22:30
[休]月曜
[Ig]@suu.yakitori
※掲載の内容は取材時のものです。取材日と記事公開日は異なる場合があり、メニューや価格、営業時間、定休日など取材時と異なる場合がありますので、事前に公式HPやお問い合わせにてご確認をお願いします。
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