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【美味本magazine2024】大人の街・西中洲に、「綺羅星」の如く現れた和食店|いつぼし

中央区西中洲 | 和食

いつぼし

コース後半には『ご飯』が。料理長がセレクトした島根県産の米『つや姫』を、土鍋で炊き提供してくれる。1万5000円以上のコースでは、炊き込み飯や、混ぜご飯などが日替わりで登場

 

大人の街・西中洲に、
「綺羅星」の如く現れた和食店

 

都心にありながら、路地が入り組む小さな町・西中洲には、大人だからこそ楽しめる、落ち着いた店が軒を連ねる。その町に2023年9月、新しく加わったのが、『いつぼし』。ユニークな経歴を持つ料理長の和食を、コース仕立てで楽しめる店だ。

 

鉄のフライパンで焼いた黒毛和牛を、炭火に潜らせ香りを纏わせるなど、肉料理にもひと技

 

現在、コースは1万円、1万5000円、2万円の3種。その時々で変わるが、1万円のコースでも10品が登場する。「ポーションを小さめにしています。できるだけいろんな品を召し上がっていただきたくて」。

そう語るのは、料理長の森田祐伸さん。専門学校を卒業後、『ホテルニューオータニ博多』、『ホテルニューオータニ熊本』などで経験を積んだベテランだ。が、聞けばその間、韓国で寿司を握り、コロナ前は7年間ドイツに滞在して和食店に勤務。様々な場に身を置くことで、和食の幅を広げてきたという。当然、この『いつぼし』でも、型にはまらない和食たちが目と舌を楽しませてくれる。

 

料理長曰く『馬鈴薯まんじゅう』。周りは芝エビのソース。銀杏やイクラも添えて

 

 

魚は毎日、『柳橋連合市場』に足を運び、信頼のおける店から、「これは」というものを仕入れ。魚に限らず食材探しは森田さんのライフワークだ。

「和の食材だけでなく、フカヒレやキャビアなども取り入れながら、自分なりの和食を組み立てます。実は食後のデザートを考えるも好きで、最近は羊羹を手作り。今後はパイにも挑戦しようと思っているんです」。

 

日本酒は、九州のものをはじめ全国の銘酒を取り揃える。「より美味しく楽しんでもらえるように」と、グラスには江戸切子を採用。「九州では珍しい」と喜ばれるそう

 

料理に合わせたいドリンクも豊富に用意。特に日本酒とワインの品揃えは愛好家を唸らせるレベルだ。

ライブ感が味わえるカウンターに加え個室も完備。今後はアラカルトも楽しめる店になる予定。グルメリストにぜひ加えておきたい一軒だ。

 

店内の奥に設けられたカウンター席は、シェフの仕事が目の前で楽しめる特等席。限定6席で、間隔もゆっくりと取られている

 

小さな路地から、さらに奥へ。期待感を高めてくれるアプローチ

 

SHOP INFORMATION ーーーーーーーー

いつぼし

[所]福岡市中央区西中洲1-35 寺埜ビル101号
[☎]092-791-1677
[営]17:30〜23:00(OS20:00)
[休]日祝日
[Ig] @itsuboshi_nishinakasu
[HP]https://itsuboshi.com


※掲載の内容は取材時のものです。取材日と記事公開日は異なる場合があり、メニューや価格、営業時間、定休日など取材時と異なる場合がありますので、事前に公式HPやお問い合わせにてご確認をお願いします。

 

 

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