【ふくおかアグリライフ】ただいま、農業研修中。「大木町NJアグリサポート研修農場」
「農業を始めたい!」と決心したときに選べる方法のひとつが、各地にある就農支援団体で研修を受けること。うまく栽培するための技術だけでなく、農業をビジネスとして成功させるためのノウハウも教えてもらえる。本ページでは農家を目指す方々のさまざまな活動にフォーカス。初回は大木町にある『株式会社NJアグリサポート』のモデル農場へおじゃまし、今期で9期目となるイチゴ生産の研修風景をキャッチしてきました!
株式会社NJアグリサポートは2015年3月、新規就農者支援と農業を通した地域活性化をテーマに全農と西日本鉄道が共同で設立。毎年、就農希望者を研修生として受入れ、これまで約20名が独立している。大木町ではいちご農園、 佐賀県基山町ではトマト農園を運営。いちご農園では地域の農家の協力を得ながら9棟のハウスでのいちご生産のノウハウを学ぶ。トマト農園ではスマート農業に積極的に取組み、環境制御型ハウスやスマートフォンによる遠隔操作を導入するなど効率化を実現している。
NJいちご農園 農園長
馬場 晶弘(ばば あきひろ)さん
畑での技術指導をすべてを担う、イチゴ生産のノウハウを知り尽くした農園長。
「この農園では、プロのイチゴ農家と同じ生産の過程を一年間かけて体験してもらっています。収穫したものは市場にも出荷しています。今日はイチゴの苗の定 植作業の日。一緒に作業をして技術を学んでもらって、卒業後の就農が成功するようにサポートするのが私のミッションです」。
今期で10年目の笑顔がステキな研修生の頼れるアニキ。
NJいちご農園 第9期研修生
西村 飛翔(にしむら つばさ)さん
大木町出身の33歳。鉄筋工からいちご農園を目指し研修に参加。「研修を受けながら、技術や知識だけでなく、いろんな情報をもらえたり、目標とする先輩たちとつながれるところがこの研修の魅力ですね。チームをあげて、僕の就農を応援してくれる最高の環境です」。家族のために日々奮闘する良きお父さん。