ちくご ぱんさんぽ

【パンと神社】『CLASSIC Bakery』(筑後市)

店内に入ってまず、驚くのはお店に並ぶパンの数。
常時50前後の種類のパンが陳列されているこちらは、
筑後市にある『CLASSIC Bakery』

店内にズラリと並ぶパン。目移りしてしまいそう
焼きたて時間は店内入ってすぐの掲示板で

「ケーキ屋さんがプロデュースするパン屋さん」
というここは、
隣に佇む『Patisserie CLASSIC』のオーナーさんが運営しているお店だ。

ケーキ屋さんプロデュースというだけあって、
得意なのは甘い系のパンだそう。

メロンパンのクッキー生地は、切れ目を入れず焼いた時に自然と割れた、
さっくさくの食感を楽しめる。
他にも、店内にはカヌレやパイなど本格的なスイーツが。
このようにパン屋さんにいながら、ケーキ屋さんプロデュースのものが楽しめるのは、姉妹店ならではだ。

甘い系のパンもオススメだが、お食事系も見逃せない。

実は、お店のNo.1は『角食パン』!
これをお目当てに来る方や、まとめ買いもしていく方もいるほどの人気ぶりで、
隠し味にはジャガイモが入っているのだそう。
ジャガイモを入れると、甘みやコクが生み出され、
しっとり・もっちりの食感が食べる人を病みつきにする。

予約もできるそうなので、「この日に買いに行く!」と
決めている人は電話しておくと、買いそびれがなさそうだ。

そして、この角食パンを使って作られるのが、サンドイッチ。
元々はサンドイッチ用のパンの耳がないものを焼いていたそうだが、
お客様からの「角食の耳が美味しい!」
「この角食を使って欲しい!」という声に応えて、実現した。

オーロラソースを隅々まで
バターでソテーした人参をたっぷり

今回は特別に、ロングセラーの『サラダチキン』の作り方を見せてもらう。
味の決め手のオーロラソースに始まり、
レタス、サラダチキン、たっぷりの人参を挟んでいく。
「これでもか!」と高く積まれた具材をもう一枚の角食でサンド。
ザクッと斜めに切れば、『サラダチキン』のサンドイッチが完成。

季節限定もあわせると約30種類の種類の中から、
日替わりで約10種類が店頭に並んでいる。
今日は、他にも『タマゴサンド』や『わさびハムサンド』、
『ポテトサラダ』などが並んでいた。
毎日来ても、何にするかで悩んでしまいそう!

ただスタッフの方曰く、
おススメの商品は他にももっとあるそうなので、まとめてご紹介!

こだわりの自家製あんことバターを挟んだ『あんバター』(216円、写真中央左)もおススメ!
福岡県産の小麦にこだわったベーグル(各種205円)は、全4種の味を楽しめる

バターがたっぷりと使われた『クロワッサン』(183円)や、
隣のケーキ屋さんのシューケットと同じカスタードを使用した
『CLASSIC クリームパン』(172円)も人気のメニュー。

『アップルパイ』(367円)など、パイのメニューも所狭しと並ぶ

『からし蓮根バケット』(226円)は、元々季節限定で提供していたものが、
お客さんの声で定番化。
からし蓮根のピリッとした辛さが
アクセントになっていて、何度でも食べたくなってくる。

また、今季のバレンタインの時期から4月中旬までの期間限定で
(材料の仕入れ状況により販売時期の予定変更の可能性あり)、
新商品の『チョコベリーパイ』が発売。
得意の甘い系のパンで、
パイの中にはチョコクリームだけでなく、ベリーも詰まっている。

食べてみて再度訪れたときに、「また食べたいなあ」と、
スタッフさんに声をかけておくのもいいかもしれない。
『からし蓮根バケット』のようにメニューが定番化するかは、
お店のスタッフさんとお客さんの声にかかっているかも⁉

今後も期間限定の商品が発売されるため要チェックだ。

というのも、お店に並ぶパンは2~3か月に一度新作がはいり、
メニューの入れ替えが行われるからだ。

店舗の奥の壁に下がっている コルクボードにまとめられた“季節の食材”を中心に、
旬の食材を使った新作が入ってくるのだそう。

定番だけでなく、
お店に訪れる度に、新入りメニューを探すのも、楽しみの一つになりそうだ。

お店は、17時半まで営業。
閉店した後にも、嬉しいイベントが開催されている。

17時35分~45分の間に
再オープンして始まる『SDGsアワー』では、
お店に残っているパンが、すべて半額になって提供される。
地元の人は、これを目当てにお店に来る方もいるそうで、
スタッフの方も「このイベントが始まって、思いきってパンをたくさん焼くきっかけになりました」と声を揃え、
お店に活気を感じた。パンをたくさん食べたいお客さんと、
たくさん食べてほしいスタッフさんたちの両方の願いを叶えてくれる
このイベントに、参加するほかない!

 

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パンと神社ー『恋木神社』

『CLASSIC Bakery』から車で10分。
『水田天満宮』は学問の神菅原道真公を祀っている神社。
太宰府天満宮と御縁も深く、『水田天満宮』は太宰府に次ぐ、
九州二大天満宮として、伝統を守り続けている。

その水田天満宮の末社として建立されたのが、
御祭神「恋命(コイノミコト)」を祀る日本で唯一の『恋木神社』だ。
この神社は、菅原道真公が太宰府で生涯を終えるまで、
都の天皇・妻子を思う御心を慰めようと祀られたそう。

おみくじを引いたら、想いを込めてハートの形で結ぶ
願い事が叶いますように…!

その思いやりのある道真公の御心から、
「良縁幸福の神様」「恋の神様」として親しまている。

願いを込めて引く「恋みくじ」や、
「恋木絵馬」「ハートの陶板守」など、
あらゆるところにハートのモチーフが施され、
心のうちを神様に聞いてほしくなってくる。

今気になっている人とのご縁や、
これから素敵な出会いに巡り合いたいときに訪れたいスポットだ。

『CLASSIC Bakery』

[所] 筑後市西牟田3744-1
[営] 9:00 – 17:30
[休] なし
[☎] 0942-53-3377
[P] あり
[Instagram] @classicbak

『水田天満宮・恋木神社』

[所] 筑後市水田62番地の1
[☎] 0942-53-8625
[P] あり
[HP] https://www.mizuta-koinoki.jp/mizuta/index.shtml
          https://www.mizuta-koinoki.jp/koinoki/

【筑後市ってどんなところ??】

福岡県の南西部、筑後平野の中央に位置する田園都市。
北は久留米市、東は八女市、南はみやま市、西は大木町に接する。鉄道は、JR九州の九州新幹線と鹿児島本線が南北に走り、鹿児島本線で福岡市まで約45分で移動が可能。また、日本有数の炭酸含有量を誇る船小屋温泉郷、矢部川、恋木神社など自然資源、歴史資源を有している。

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