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【ちはやのわ】ますます賑わう 千早に注目!Vol.3 後編

ちはやのわ
千早のコミュニティづくりに関わる皆さんにお聞きした

 

 

「おいでよ!絵本ミュージアム」をはじめ、子どもと大人が豊かに育ちあう環境づくりをテーマに活動。ちはやをよくする会メンバー

公共空間を通して持続可能なコミュニティづくりを

香椎宮や名島神社に挟まれた千早地区は、歴史と新しい文化が交差するまち。2016年にできた『なみきスクエア』も新しい文化施設で、「自分たちのまちは自分たちでつくろう」をキャッチコピーに、子どもも大人も“企画から” 参加できる事業を実施し、地域参画や社会参画を後押ししてきました。多様な人が混ざり合い新しいモノが生まれる場所になるには、周辺地域との連携も大切です。千早では『なみきスクエア』や『ちはや公園』がハブとなり、少しずつ目指すものが形になっている感触があります。公共空間とは古来より、人と人とが出会い、日常生活を彩る生活空間であり、文化的、芸術的な営みが凝縮されたドラマチックな空間のはず。千早での活動を通して持続可能なコミュニティづくりにチャレンジしていきたいですね。

文化芸術、まちづくりの分野で、子どもに関わる企画開発やコンサルティングを行なう高宮さん

 

リージョンワークス/公共R不動産/株式会社nest。全国各地の公共空間活用や、まちづくりのプロジェクトに関わる。ちはやをよくする会メンバー

民間がつくる公共空間は地元密着企業の次なる一手に

ちはや公園のコンセプトを皆さんと検討する際に一番最初に意識したのは、新しい住民の方と昔からの住民の方の間に新しい繋がりが生まれ、それぞれにとって心地いい居場所にしたいということでした。オープンから2年。特にこの1年は、地域の方とコラボする機会も増え、よい循環が生まれているなと感じます。ガーデンズ千早を運営する『高橋株式会社』は、創業90年を迎える地元密着企業。こういった地元と共に成長してきた企業が、自社の利益だけを優先するのではなく、地域の価値を上げることに目を向けていくことで、結果として地域も、地元企業も、暮らす方にとっても良い地域になるという状態になる。こういった動きは全国でも増えていますし、ちはや公園はその先駆的な取り組みをしているなと感じています。

飯石さんが手掛ける、公共施設・公共空間をもっと面白くするためのメディア「公共R不動産」

 

1997(H9)年に入社後、北九州地区の駅や支社、福岡本社で勤務。2021年に千早駅駅長に就任。ちはやをよくする会メンバー

千早の人口増加と共に利用者が増加するJR千早駅

2003年開業の JR千早駅は、千早の人口増加と共に乗降人数を増やし、現在は1日約3万人のお客さまに利用されています。一昨年開業20周年のイベントを開催した際には、 西鉄をはじめ自治会や学校などからも多くのご協力をいただき、改めて地域の皆さまに支えられていることを実感しました。私が参加する「ちはやをよくする会」でも、産学官民を越えて意見交換が行なわれ、「千早を盛り上げよう」という地域の皆さまの熱い思いを感じます。当駅としても、地域のイベント告知などで協力させていただいていますが、今後はもう一歩踏み込んで、まちのイベントに『JR九州』として参加するなど、積極的に参画したいと考えています。駅というのはまちの玄関口。地域のインフラとしてはもちろん、利用しやすく活気ある駅を目指していきたいですね。

JRと西鉄が一体となった千早駅。両交通機関が利用でき、利便性が高いことで知られる

 

音楽家、作業療法士。2023年3月~クラウドファンディングを活用し、東区西部に約4000坪の山林を購入。新たな拠点「ノンビリムラ」を始動

まちに足りない「遊び場」はみんなでつくろう

多くの都市部では、子どもが子どもらしく振る舞える余白が不足しています。東区育ちの僕は、幼少期に祖父と三日月山に登っていた原体験があり、山の中なら十分な面積があるんじゃない?と考えて、学校に行けない子どもたちを対象に、大きな音で楽器を奏でたり、薪を集めて焚き火をしたり、あえて不便なことや危険だと思われていることを「体験」してもらう活動を始めました。便利で快適なまち並みは、一方で安全すぎたり、地域との繋がりが持ちにくいという課題を抱えています。特に、不登校や自殺率の高さが問題になっている10代の子どもたちは、家族以外と持つ交流が少ないのではないでしょうか。子どもの成長過程や、地域への帰属意識の醸成において、どれだけ多様な大人たちに出会えるかが重要だと思っていて、山の原体験を東区のまちなかのハブである『ちはや公園』で実施することで、子どもが思いっきり遊べる場と出会いのチャンスをつくれたらいいなと思っています。

まちの中で焚き火や薪割りなどを体験するWowWowナミキ―ズ主催の『あべこべキャンプ』

 

地域政策・社会調査、プレイスマーケティング・ブランディングを専門に研究。2015年、九州産業大学着任。ちはやをよくする会メンバー

「何かやりたい」と思ったら、実践する場があります

九産大とガーデンズ千早は、スポガ香椎跡地の再開発の際に、地域共創学部の授業の一環で、リサーチやイベント企画などを行なって以来、オープン後も継続して関わらせていただいています。徐々に授業としてだけでなく、「サンタウォーク」をはじめとする学生主導の企画も増えてきました。このように「何かやりたい」と思った時に実践できる場があるのが、千早の魅力の一つだと思います。そういった好ましい動きがある一方で、急激な人口増による交流の希薄化などもみられます。今後はそのような地域課題の解決や、多様な人々の居場所づくりに繋がる企画やイベントを生む「環境づくり」に力を入れていきたいです。民間の公園の良いところは自由な発想でスピーディにトライできること。今や公園はまちのメディアであると感じますね。九産大とガーデンズ千早は、スポガ香椎跡地の再開発の際に、地域共創学部の授業の一環で、リサーチやイベント企画などを行なって以来、オープン後も継続して関わらせていただいています。徐々に授業としてだけでなく、「サンタウォーク」をはじめとする学生主導の企画も増えてきました。このように「何かやりたい」と思った時に実践できる場があるのが、千早の魅力の一つだと思います。そういった好ましい動きがある一方で、急激な人口増による交流の希薄化などもみられます。今後はそのような地域課題の解決や、多様な人々の居場所づくりに繋がる企画やイベントを生む「環境づくり」に力を入れていきたいです。民間の公園の良いところは自由な発想でスピーディにトライできること。今や公園はまちのメディアであると感じますね。
今年の周年祭では、学生が来場者に千早のおすすめ スポットを聞き、オリジナルのマップを制作

 

CHIHAYA CLEAN ACTION

一人ひとりの力でまちをキレイに

月に一度、ガーデンズ千早周辺で、みんなで行なうごみ拾い活動。終了後は、ちはや公園に戻って「コーヒータイム」。一人ひとりの力でまちが綺麗になることを実感してもらい、参加者同士が交流する時間を作ることで「皆さんの拠り所の1つになれば」と思いが込められ
いる。

CHIHAYA FLOWER ACTION

公園を花で彩り園芸の知識も得られる!

ちはや公園内に設置されている「フラワーポット」の花をシーズンごとに植え替える活動。  園芸専門店の方のレクチャーもあるので、子どもから大人まで学びながら楽しく参加できる。

高校・大学ラーニング

より実践的な学びに繋がる活動を応援

大学生がワークショップを企画・実践したり、高校生が開発した商品を施設内のキッチンスタジオで販売したりなど、近隣の高校や大学と連携してインターンシップやゼミ活動を積極的に受け入れ、より実践的な学びに繋がる場を提供している。


 

ガーデンズ千早 ちはや公園 公園長 甲斐 弘二さん

子どもから大人まで思い思いに過ごし、新しい交流や発見に繋がる場を目指しています。月3〜4本ペースで実施しているイベントに加え、今後は、地域の皆さん自身が企画・実施できる形式も積極的に取り入れていきたいです!

「CHIHAYA CLEAN ACTION」と「CHIHAYA FLOWER ACTION」は毎回参加者を募集しています。ぜひガーデンズ千早のInstagram・HPをご覧ください!

Instagramはコチラhttps://www.instagram.com/gardens_chihayaigsh=MXB2bW1wNWh1YXNvMg== 

HPはコチラ

GARDENS CHIHAYA – 暮らしたのしむ、まちのオープンリビング

 

 

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