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【福岡麺本2024-vol.13】飽きがこない旨さ コク深い豚骨スープは濃厚でクリーミー『ラーメン 一普』

行橋市上稗田
ラーメン 一普 行橋本店

 

 

チャーシューメン 1080円 煮玉子トッピング 170円
豚バラ肉のチャーシューはラーメンのかえしで長時間煮込み、提供前に炙ってから8枚ほどのせる。フレッシュなスープは、スパイシーさも感じられてキレがある。

 

 

行橋市の南西部、みやこ町との境に近い県道58号線沿い。田んぼに囲まれたのどかな場所に構える人気店。
店主の平岡晋一さんは23歳という若さで独立し、今年7月に10周年を迎える。福岡市でも北九州市でもないこの地に根を張り、地道なラーメン作りが地域の日常食として実を結んだ結果だ。コクとキレのあるスープはバランスが良く、啜ればその実力が伝わる。

 

 

 

 

創業時から誰もが食べやすいラーメンだったが、スープをガラリと変えたのが2017年。
現在使用している豚骨は頭骨と背骨で、一晩水に漬けてくさみが出ないように血抜きしている。強火で10時間ほどかけて炊き込むが、骨があまり砕けないよう丁寧に撹拌を行なう。そうすることで豚骨の濃度が高まり、クリアな味わいに仕上げられるという。

 

ほかにも素材にはこだわり、醤油は豊前市にある老 舗の醸造元『柳井屋』に委託。かえしはダシやニンニクを効かせて風味が豊か。麺は北九州市の『安部製麺』によるもので、加水率はやや高めのツルツルと喉越しと歯切れのよい細麺を採用。

 

活気あふれる厨房は阿吽の呼吸で調理が進む

 

幅広い世代に親しまれているのは、取り切りタイプのフレッシュなスープだけではない。スタッフ全員が生き生きとしていて、どこを見渡しても笑顔が絶えないことに気付く。
「焼き飯の社内コンペなどを開催して、互いの技術を競い合うようにもしています」と平岡さん。スタッフの仲が良いのはいいことだが、馴れ合いにならないための取り組みも見事だ。切磋琢磨した仲間たちの成長もあり、2021年には豊前店をオープンさせた。

 

手際よく調理する『焼き飯』は、火を止めずに炒め続けるので熱々のまま提供される

 

 

ラーメンのかえし、甘さと塩気が黄金比のオリジナル調味料で味付けした『焼き飯』(570円)。15時までは『半焼き飯セット』(380円)があるほか、15時以降は『焼き飯セット』(520円)がお得

 

 

行橋本店は広々としていて、快適に過ごせるように席の間隔にゆとりを持たせている。家族連れの来店も多く、小上がりは小さな子どもがいる場合も安心。
『ミニラーメン』や『お子様カレー』などのキッズメニューがあるほか、ヌードルカッターの用意や離乳食の温めサービスにも対応する。『お子様セット』のいずれかを注文の場合、お菓子のプレゼントも。

 

完成度の高いラーメンの味わいもさることながら、気持ちの良い接客に元気をもらい、また足を運びたくなるだろう。

 

 

ラーメンと同じスープに香ばしく炒めた野菜やアサリとイカなどのうま味が染み出た『ちゃんぽん』(970円)も人気メニューの一つ

 

 

 


 

SHOP INFORMATION ーーーーーーーー

ラーメン 一晋 行橋本店
[所]行橋市上稗田107-3
[☎]0930-22-4322
[営]11:00~20:00
[休]なし
[席]38席
[P]あり
カード/可
QRコード決済/可
@isshin_ra_men
https://isshin-yukuhashi.jp/


※掲載の内容は取材時のものです。取材日と記事公開日は異なる場合があり、メニューや価格、営業時間、定休日など取材時と異なる場合がありますので、事前に公式HPやお問い合わせにてご確認をお願いします。

 

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