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【福岡麺本2024-vol.13 作り手の人柄、郷土愛が染み出した“熟成豚骨”『福間ラーメン ろくでなし』

福津市中央
福間ラーメン ろくでなし 福津本店

 

 

ラーメンの魅力を福津市から全国、世界へ。

 

 

こってりラーメン 800円 力強い豚骨スープの「こってり」が同店の顔。豚骨濃度は高いが、くさみがなく飲みやすい。麺は店主と親交のある久留米「龍の家」謹製の低加水細ストレート麺を使用

 

 

サラリーマンや工事関係者、部活帰りの学生も、目の前の一杯をズバズバと夢中で啜る“ガッツリ麺処”であり、小さな子供を連れたファミリーの“団らんの場”でもある。さらに、夜深い時間にはカオスなラーメン酒場へと化す。
『福間ラーメン ろくでなし 福津本店』は、そんな愛すべき博多ラーメンの原風景を体感できる希少な一店だ。創業は2013年。この10年余りで、地域に深く根差し、どっしりとした“いぶし銀”の雰囲気を醸している理由は、第一にはもちろん、うまい!
そして、郷土愛に満ちた店主・中村誠さんの人柄も大きい。

 

 

『チャーシュー丼』(650円、小400円)。甘く濃厚な味付けの分厚い豚バラチャーシューをオン
『焼飯』(650円、小400円)。刻みチャーシュー、卵、ネギで作るパラフワチャーハン。ラーメンスープとの相性バツグン

 

 

中村さんは、東京の有名ラーメン店で約13年間修業。特に流行り廃りの激しい関東のラーメン業界に身を置く中で、自身のDNAに刻まれた、直球豚骨の血が騒ぎ出す。「独立して勝負するなら、何がなんでも豚骨ラーメン」。
思いが弾けた中村さんは帰福し、志を同じくする地元の仲間と共に同店を開いた。

 

 

 

 

『福間ラーメン』と銘打った豚骨ラーメンの真髄は絶妙な“熟成”具合にある。豚頭100%でとった『あっさり』(一番搾り豚骨)に、ゲンコツを追い骨して炊き込んだものが『こってり』(熟成豚骨)。

 

「大切にしているのは芳醇な豚骨フレーバー。乳化、熟成させる過程で“獣くささ”から“心地よい香り”に変わるポイントがあります。職人の経験、感覚で、それを見極めながら最高の呼び戻しスープに仕上げているんです」と話すのは、中村さんの熱に打たれラーメン道に入った若きマネージャー岩岡史也さん。
どっしりとした軸を持ちながら、若手の新しい感性を柔軟に取り入れ、時代のニーズに合わせた“より美味、感動”を探求し続けている点も「ろくでなし」が人気を集めている所以だ。

 

 

 

 

例えば、随時出している創作麺。これまで、全国のご当地麺をインスパイアしたものなど、数々繰り出してきたが、特に今冬出したオリジナルのチョコレートラーメンはファンの度肝を抜いた。また、今春ゴールデンウィークまでは、辛いもの好きにはたまらない「毛沢東とんこつ」も用意している。

 

懐かしさと革新が、うまく融合する「福間ラーメン ろくでなし」。福津本店、新宮店、宮若店の3店で味わってほしい。

 

 

『最強レモンサワー』と『最強桃サワー』(各550円)。ナカ(お酒のおかわり)は300円。“安く飲めて、啜れる”のが醍醐味
『串盛り10本』(1300円)。豚バラや鶏皮はじめ、5種類2本ずつのおまかせ盛り合わせ

 

 


SHOP INFORMATION ーーーーーーーー

福間ラーメン ろくでなし 福津本店
[所]福津市中央4-22-30
[☎]0940-36-9525
[営]11:00〜24:00(金・土曜、祝前日〜翌2:00、日祝日〜24:00) ※OS各10分前
[休]なし
[席]26席
[P]あり(2台)
カード/可、QRコード決済/可
https://rokudenashiramen.com


 

※掲載の内容は取材時のものです。取材日と記事公開日は異なる場合があり、メニューや価格、営業時間、定休日など取材時と異なる場合がありますので、事前に公式HPやお問い合わせにてご確認をお願いします。

 

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福間ラーメン ろくでなし 福津本店

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