【東区おすすめスポット】食肉加工のマイスターが挑戦するラーメン職人への道『らーめん 漢』
職人のプライドをかけて妥協なき味を追求したラーメン
四半世紀にわたる食肉加工の知識と経験を注ぎ込んだ『肉らーめん』が話題の同店。こだわりの肉と圧力寸胴で抽出するスープ、地元糟屋郡の久原醤油を使ったカエシ。大将の人生を反映した3つの要素をブレずに磨き上げた一杯に、ファンが急増している。
かの[名島亭]本店の跡地に昨年の夏にオープンし、早くも話題と
なっているのが[ラーメン漢(カン)]。食肉加工の職人として四半世紀働いた大将が、40歳を目前に一念発起。「前職で培った知識や経験をラーメンとして表現してみたい」と、人気店[いちむじん]で修業を積み、独立を果たした。
そんな同店の名物は、肉へのこだわりが詰まったその名も『肉ラーメン』。厳選した豚肩ロースのチャーシューをてんこ盛りにした、店名にふさわしい漢(オトコ)らしい一杯だ。
修行先同様に「圧力寸胴」で抽出する豚骨スープは、丸骨をベースに背ガラで甘さを引き出し、鶏ガラで複雑なうまみを表現したもの。高濃度のこってりしたスープとあっさりしたスープをかけ合わせることで、絶妙な深みとさっぱりした後味を演出している。
和食の料理人である友人と共に開発したというカエシは、大将の地元糟屋郡の[久原醤油]数種類をブレンド。隠し味に天然醸造醤油を使い、濃厚かつ繊細な醤油の風味が楽しめる豚骨ラーメンに仕上げている。
カエシの味を染み込ませたチャーシューは、スープとも馴染抜群。『肉ラーメン』では、個別の鍋にとったスープの中にチャーシューを投げ入れ、さっと火を通して盛り付ける。そうすることでスープに肉の脂が溶けだし、通常の『豚骨ラーメン』(800円)とはまた違った味わいが楽しめる。
さらに見逃せないのが、もうひとつの名物とも言える、1日20食限定の『醤油ラーメン』(900円)。こちらは、鶏ガラをベースに数種の節類、干しエビなどのダシを効かせたスープに、自慢のカエシを合わせた和風ラーメンで、どこまでも奥深いうまみが体に染み入る一杯。この味にハマってリピートする常連が多いというのも納得の味わいだ。
豚骨には、喉越し重視の細麺。醤油にはツルツル食感の中細麺を厳選。
どちらも甲乙つけがたい一杯なので、ぜひ両方味わってみて欲しい。オススメは、ラーメンのスープと相性抜群の卵炒飯がつく『半炒飯セット』(+300円)。その他、平日のランチタイムには、お得なセットメニューもあり。
SHOP INFORMATION ーーーーーーーー
らーめん 漢
[所]福岡市東区名島2-41-8-1
[☎]092-982-3971
[営]11:00~15:00、17:00~OS20:30
[休]日曜の午後、木曜の午後
[席]12席
[P]なし(近隣コインパーキングあり)
カード/不可、QRコード決済/不可
Instagram @ra_menkan
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掲載の内容は取材時のものです。取材日と記事公開日は異なる場合があり、メニューや価格、営業時間、定休日など取材時と異なる場合がありますので、事前に公式HPやお問い合わせにてご確認をお願いします。
らーめん 漢