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【インタビュー】Fuku Spo – アビスパ福岡 /亀川 諒史

DF 亀川 諒史(Kamekawa・Masashi

背番号19)

プロで初めての大ケガを乗り越え
今はサッカーをできることが幸せ

昨季、6シーズンぶりにアビスパへ復帰。開幕戦に先発出場したが、その試合で全治5ヶ月の重症を負った。9月のルヴァンカップで復帰するも、思うように出場機会に恵まれなかった。亀川は、今季に完全復活誓った。


 

新たな気持ちで取り組む新今季
いつでも準備はできている

「やってやろう」と意気込んで迎えた開幕戦で負った初めての大ケガ。手術、リハビリを乗り越え、復活を期する今季について亀川はこう話す。
「去年は開幕戦のケガと手術があり、1年のほとんどを棒に振った感じです。今年はもう一度新たな気持ちで取り組んでいますが、あまり試合に出ていませんから納得していません。でも、それがサッカーですしチーム。試合には11人しか出られず、18人しかメンバーに入れない。まだまだ足りない部分があると思って取り組んでいます。メンバー外でも僕のやるべきことは変わりませんし、いつメンバーに入ってもいいように準備しています。アビスパは全員で力を合わせて戦うチームで、それまででメンバー外の選手がいきなり試合に出てもヒーローになれる。だから、メンバー外の時はどうチームを盛り上げていくかを考えていました」。

知識と選択肢が増え
若手を気持ちよくプレーさせたい

今季初先発は第12節・川崎戦。3日前にチームはG大阪と戦い勝利していたが、その先発から8人を入れ替えて臨んだ。アグレッシブに試合を進めるアビスパの中で亀川も躍動。
「準備をしていた自負がありましたし、やれる思いもありました。ただ、引き分けたので選手としては納得していません。それでも優勝経験のある川崎さんを相手に、チームとして目指しているサッカーをできたと思います。シゲ(長谷部茂利監督)さんは、メンバー外の選手のことをよく見てくれています。だから、あまり試合に出ていない選手に出番が回ってくると、シゲさんの期待に応えたいという思いになります。そんな気持ちが表れた試合でした」。
 第14節・神戸戦では、昨季の開幕戦でケガを負ったノエビアスタジアム神戸のピッチに立った。
「チームメイトからは『ケガしたスタジアムやね』と言われ、冗談で『また怪我したら、もうここには来ない』って言いました(笑)。でも、あまり気にしていませんでした。ケガを恐れていたらしっかりとしたプレーができませんし、どんなに気をつけていてもケガをする時はありますから。開幕戦でケガをして、ほぼ1年間サッカーができず、手術やリハビリでしんどいこともありましたが、それも僕のサッカー人生だと捉えています。今は改めてサッカーをできる喜びを感じています」。
 ケガをする前と今で変わったところはないという亀川だが、2017年の頃とは変わったと話す。
「いろんな監督と出会い、いろんなサッカーを経験して知識が増え、プレーの選択肢が広がりました。以前はとにかく走って、使われる側の選手でした。でも、今は周りの選手や若い選手を気持ちよくプレーさせることを意識しています。僕が若い時も年上の選手たちがそうしてくれましたから。年齢的にも上から数えた方が早いですし。もちろん、僕が走ることはやめません。そのバランスを取りながらプレーします」。

サッカーを楽しみつつゴールも!
そして、ACL出場権獲得

 最後に今季の目標を聞いた。
「多くの試合に絡むことを目標にしつつ、純粋にサッカーを楽しもうと思っています。それとゴールですね。なぜかアビスパではゴールを決めていないので。チームとしてはリーグ戦6位以上と天皇杯を取りにいきたい。柏でACLに出場しましたが、アウェイでの試合や移動などいい経験になりました。今のアビスパは年々ステップアップしているので、ACL出場権獲得は現実味のある目標ですし、本気で取り組みたい。試合に出たら勝利をサポーターに届けるため、プレーや声掛けなどで貢献しますので注目してください」。

 

亀川選手のプライベートに迫るQ&A

Q.オフの過ごし方は?

A.オフはだいたいサウナに行っています。平日のオフが多いので、子どもたちが保育園に行っている間に妻とサウナで整って、ランチに行くのが最近のルーティンです。子どもが休みの時は庭で一緒にサッカーをやってリフレッシュしています。

Q.行きつけのスポットは?

A.行きつけは天神や薬院のプライベートサウナですね。それと海沿いのカフェなんかにも行きます。コーヒーが好きで、誕生日プレゼントに携帯用ミルをいただきました。でも、僕より先に妻が使っていたんですよ(笑)。今後の遠征に持って行って、部屋でコーヒーを楽しみます。

 

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