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【インタビュー】Fuku Spo – 福岡ソフトバンクホークス /廣瀬隆太

廣瀬隆太(Hirose Ryuta・背番号33

慶應三兄弟の末っ子
積極的にバット振り抜き
スタメン定着へ!!

 2023年ドラフト3位入団の廣瀨隆太が、1年目からスタメン出場の機会を獲得。持ち味の積極的な打撃で、レギュラー定着へ駆け上がっている。日本一奪取へハイペースで勝利を重ねるチーム下で、若きルーキーは何を思って毎日を過ごしているのか。

 


 

東京から未到の地・福岡へ
最高の環境に感謝と刺激

開幕1軍が叶わず悔しかったのですが、2 軍で試合を経験して、ある程度プロの世界というのが分かってきた時に1軍に上がることができました。これから活躍するだけだと思っています。毎日テレビで見ていたような選手と対戦することが多く、1軍は2軍よりレベルが高いと感じることが多いですが、大勢の観衆の中で野球ができるぶん、やりがいも大きいです。少しずつですが、球場の雰囲気や緊迫した場面の緊張感にも慣れてきました。
 ホークスに指名された時は、東京から遠いなと思ったのですが、それを除けばすごくいい球団だと思っていたので嬉しかったです。実際に、すごく環境整備への投資がされているので、施設の充実がすごいです。設備だけでなく、球界を代表するような選手が揃っていて、野球に誠実に向き合っている姿勢に刺激を受けます。中でも近藤(健介)さんは打撃成績がいいだけでなく、ベンチですごく声を出していて、勝利への執念を感じますね。

 

怖いもの知らずの精神で
迷わずバットを振りたい

自分は積極的にバットを振っていくのが持ち味。プロに入ってもそこは変わらず、どんな投手相手にも攻めの姿勢を大事にしていきたいと思っています。実際、プロ野球選手としてはまだ何の実績もないですし、失うものもない。〝怖いもの知らず〞でできるのも1年目の特
権ですよね。打撃を売りにしている自分は、そもそも試合に出て結果を残さないと1軍定着の道は拓けません。だからこそ、結果にはとことんこだわっていきたいですね。 僕のようなタイプがセカンドにいるのは珍しいと言われます。キャンプ中は守備力アップにかなり時間を割いたので、今後はそこも売りにしていきたいです。将来的には『ホームランを打てるセカンド』が理想です。だからこそ、ホームラン王争いをしている山川(穂高)さんや近藤さんを近くで見ていると、自分の未熟さも実感します。パワーもそうですが、バッティング練習から本当に打ち損じがないんです。自分も全身強化のためにしっかりトレーニングしなきゃなと思わされます。とはいえ、入団会見の時に宣言した「ホームラン王」という目標に、今は全くこだわっていません。なぜなら、今はヒットを積み重ねて、1軍に定着することのほうが優先したいからです。第1号(6月14日)についても、思っていたより早く出たなと思っています。今年はコツコツとヒットを打って、得点に絡むのような成績を残していくのが目標です。
 東京を離れて暮らすのは初めでですが、大学時代から寮生活には慣れています。ホークスの寮は設備も整っているし、ご飯もバランスよく、美味しいので、本当に最高の環境で野球をさせてもらっています。慶應義塾大学出身の先輩が2人(柳町達選手、正木智也選手)いるのも心強いですね。わからないことは、とりあえず柳町さんに聞いています。
 入団した時に小久保( 裕紀)監督から「チームの勝利のことを考えるのは私だから、インタビューで聞かれてもチームの勝利に貢献するという言葉はいらない」と言われました。だから、今は自分の結果を出すことに集中して、少しでも長く1軍にいられるように日々頑張
ります。

 

廣瀬選手のプライベートに迫るQ&A

Q.慶應幼稚舎から初のプロ入り。人生で挫折
を味わったことは?

A.中学3年間、一度もレギュラーを取れませんでした。
それが悔しくて、高校からは部活の後も自主練をし
て。練習量を増やしたことで結果に出るようになり
ました。 今も練習は裏切らないと思っています。

Q.一番リラックスできる時間は?

A.お風呂に入っている時間です。寮にはサウナがあ
るので、サウナにはいるのも好きですね。

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