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【インタビュー】Fuku Spo – 福岡ソフトバンクホークス /正木智也

正木智也(Masaki Tomoya・背番号31

後半戦の快進撃支える
若手の中軸候補!
好調の秘密を明かす

 昨年は怪我に苦しみましたが、今季は2軍で月間MVPを獲得すると、昇格後はスタメンに定着し、後半戦の勝利に大きく貢献しました。プロ入り3年目で掴んだものとは何でしょうか。


 

たまたま見つけた動画で開眼
見つけたマイスタイルが自信に

 バッティングはいい状態が維持できています。ただ、1軍に上がった当初と比べたら、インコースやインハイを結構突かれるようになって、攻めがきつくなってきたので、そこに対応していく必要があると思っています。同時に、警戒されてきたなという嬉しさも感じているんですけど。
今季は自分のカタチを見つけることができ、それが自信や好調の一因になっています。日々、体の状態は変わりますし、打ち方も少しずつ変わってしまうのですが、試合前の練習やルーティンが確立できたことで、調子が悪くなってもいい状態、自分のカタチに戻ることができているのが大きいです。特に意識してやっているのは、右腕にバンドのようなものを巻いてそれとバッドを一緒に振る動きです。これは2軍時代に「何か変えないといけない」と思っていろいろな動画を見ていて、近藤(健介)さんが自主トレでやっていたドリルから参考にさせてもらいました。その動きを取り入れたら、すぐに2軍でホームランが打てて、やり続けたらどんどん良くなっていったという感じ。近藤さんに伝えたら「4月に1軍にいた時よりも全然良くなっているよ」と言ってもらえ、嬉しかったですね。正直、1軍に上がった時は不安だらけでしたが、昇格直後にわりと打てたことが自信になりました。前半戦は1本も本塁打を打てませんでしたが、後半戦に入って4本打てたことも、いい感じで成長できているからかなと思っています。山川(穂高)さんや近藤さんのように本塁打を打てると、評価も上がるし、チームに流れを持ってこられるので、プロ野球選手としては突き詰めていきたい部分です。僕は安打の延長に本塁打があると思っているので、本塁打を狙いに行くことはしていないんですが、強い打球を打つことが結果的に本塁打に繋がると思っています。だからこそ、1軍の投手のスピードやキレにもっと慣れていく必要があるのかなと思っています。

同年代の活躍励みに
バッティングで魅せる選手に

 本当に仲が良く、一緒に1軍での活躍を誓った増田珠選手(現ヤクルト)や野村大樹選手(現西武)が移籍すると決まった時はすごく悲しかったです。だけど、2人にとってはチャンスだと思うし、新天地で打っている姿を見たら嬉しくなって、僕も頑張ろうという気持ちになります。球団は違うけど、一緒に頑張ってきた選手とはこれからも切磋琢磨しながら頑張れたらと思っています。
 自分のアピールポイントはやっぱりバッティング。1年目の時に、当時2軍監督だった小久保裕紀監督から「お前は打つしかない。打ってアピールするしかない」と言われました。その言葉が心に刺さって迷いがなくなり、バッティングを極めていこうという覚悟が決まりました。
 夏場は試合が続くと、体重が落ちやすくなるんですが、ホークスでは毎月、筋肉量や体脂肪を測定していて、状態をチェックできるので、体力が維持できるように食事には気をつけています。打球速度を上げるためにも、将来的にはもっと体を大きくしたいと思っています。しかし、それはオフの課題として、今は自分のやるべきことに徹して、毎日状態を上げていきたいです。そして、自分が打って勝つような試合が増えて、それが結果的に優勝に繋がればいいなと思っています。

 

正木選手のプライベートに迫るQ&A

Q.お気に入りの飲食店を教えて!

A.博多駅の近くにある定食屋です。自炊することがほぼないので、何を食べるか迷ったら行きますね。よく頼むメニューは『回鍋肉』の定食。ご飯がおかわりできるのもいい! 九州の味付けは甘くないか?って聞かれるんですが、めっちゃ口に合います!

Q.体力回復方法を教えて!

A.1番は睡眠ですかね。10時間くらい寝ないとダメな体なので、寝られるときは1 0 時間くらい寝ます。その間は一度も起きないですね。

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