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【美味本2025】青天のように偽りなき心で寿司の道をひたむきに極める|博多区住吉『鮨 蒼天』

基本に忠実でありつつ驚きある美しさを創出

6m超えのヒバのカウンターをはじめ自然素材を用いた匠の手仕事が美しい、洗練された空間。美術館や別荘等を専門で手掛ける有名一級建築士が特別に設計を担当

 

店は那珂川のほとりにある。趣のある店内には清らかなカウンターがあり、昼に2回、それぞれ9名の客を迎えている。

 

大将はこの道30年以上の泉龍希さん。若き日に市場で働きながら目利きの力を鍛え、『たつみ寿司』で寿司の道へ。老舗で9年の経験を積み、天神店店長も任されて、職人としての姿勢や創作寿司の奥深さを学んだという。『蒼天』では基本に忠実でありながら、工夫を凝らし、新鮮な驚きがある美味しさを創り出す。毎朝4時に長浜市場で厳選する鮮魚は常に最高のコンディションを誇る。

 

左 . 手巻きで供される北海道礼文島のウニ。ふっくらと粒が揃った高級な生ウニをたっぷりと贅沢に使用。口いっぱいに広がる濃厚な甘味に酔いしれる / 左 . 中トロのトリュフ乗せ。香り高いイタリア産の高級トリュフの持ち味を最大限に引き出すために千切りに。トロの脂と組み合わせるとまた甘美な味わいに変化する

 

おまかせコースは、昼は8000円(寿司13貫・茶碗蒸し・味噌汁)、夜は1万8000円(寿司13貫・小鉢2品・刺身・一品料理・焼物・蓋物・味噌汁)。淡白なネタに始まり味覚を開かせる中盤を経て、大トロやウニなどの華やかな終盤へ。夢心地の2時間になるだろう。

 

「最近カウンターが2人体制になり、握る直前にネタを切ることができ、新鮮なものをより新鮮な状態でご提供できるようになりました。お出迎えからお見送りまで私が直接対応できるのも嬉しいことです。今後もさらに精神を磨いて寿司道を極めてまいります。日々進化する蒼天にぜひご期待ください」と泉さん。握りや料理と相性がいい全国各地の季節毎の日本酒も充実。ぜひ最高のマリアージュを楽しんでいただきたい。

 

▼左. 天草産の車エビ。ミディアムレアの身にエスプーマ状の柚子酢を乗せて爽やかにいただく。

▼右 . 左から『冩樂』、『寒北斗』、『喜多屋』、『陽乃島』、『新政 No.6X-type』。この他、厳選の日本酒も多数ご用意

 

鮨 蒼天
【所】福岡市博多区住吉1-6-9 杉原商店ビル1階
【☎】092-262-9333
【営】11:30~14:00 / 18:00~22:30
【休】日祝日
【席】9席(団体の場合10席まで可)
【P】なし カード/可
【Ig】@sushi_soten
【HP】https://sushi-souten.com/

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