【美味本2025】六本松から始まる『八兵衛』の新章|『焼とりの八兵衛RPM』
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昼飲みの『八兵衛 RPM』11月オープン!
新たなステージで問題解決に挑戦
’23年7月、創業40周年を迎えた『八兵衛』。すでに台湾やハワイ、ベトナムと、海外進出も成功させていたが、’24年、10年来の知己である『鳥貴族』のエターナルホスピタリティグループの大倉社長と記者会見を開き、『八兵衛』の名で博多の焼鳥を全国、海外展開する業務提携を締結したと発表した。そのニュースに沸いた熱も冷めやらぬうちに、新たな一歩を踏み出すと聞き、まだ工事中の新店舗に代表の八島さんを突撃した。
「六本松は前からいいなと思っていたんです。良い店が集まっているし、ワクワクする良い街で、自分も六本松の仲間に入りたいと思いました。街づくりとか、大それたことは考えてなくて、参加したい!という思いです。
飲食業界は正直手詰まりというか、閉塞感があって。家賃の高騰、スタッフ集めの問題、建築費も上がっているしね。今までと同じではダメだと、この辺りを朝も夜も歩いて、半年間リサーチしました。『八兵衛』出身の『焼とりのとりこ』がこの近くに『ことりこ』という9坪の店を出しているけれど、「この場所でそんなに⁉」と驚くほど好成績を収めています。昼飲みの『岩瀬串店suwari』の人とも話したけれど、敢えての昼飲みで成功していて、人の動きも変わってきていますね。以前うちによく来てくれていた人で、結婚して夜は家を空けられなくなり、行きたいのに行けないという声もよく聞きます。だからランチではなく、昼から飲める店を作ろうと。ママ友同士の昼飲みをはじめ、幅広い年齢層に利用してほしいですし、スタッフの働きやすさにもつながるので、もし新しいエリアに出店するなら、この業態の店になると思います」と、工事を見守りながら元気いっぱいに話してくれた八島さん。
「今後は、半径500mを大事に、まずは近隣の皆さんに愛される店を目指します。専務も料理長もマネージャーもみんなこの店に集結させるくらい本気です。海外展開とはまた別に、福岡では独自にやっていきますよ!」。
思えばサラリーマンが安価で飲める昔ながらの焼鳥屋のイメージを一新。法被やTシャツスタイルでなくコックコートを着た料理長を置き、専門店レベルのデザートを提供し、デートや女子会利用を急増させた。さらに「くずし会席」のスタイルを焼鳥に導入し、焼鳥コースを提供する店を作るなど、常に最新の風を取り入れて、福岡の飲食に革命を起こし進化させている。
その根底には、フランスの「ジャパン・エキスポ・パリ」に参加して、焼鳥のポテンシャルの高さを肌で感じるなど、常にグローバルな視点で考え、スピード感をもって走り続けているから。来年には大阪に焼鳥スクールをスタートさせ、さらに海外展開も本格的に始動するそうだ。「BUTABARA TO THE WORLD」(福岡の焼鳥の定番・豚バラを世界に広げたいと大名に出した店)
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