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福岡城跡が幻想的な光のアート空間に! チームラボ 福岡城跡 光の祭

*本記事は「福岡TOUCH」より許可を頂いて転載しています。

福岡市中央区・舞鶴公園の福岡城跡で開催中の「チームラボ 福岡城跡 光の祭 2019-2020」。夜の福岡城跡に、光のアート空間が広がる。2年ぶり2回目となる今回は、新作4つを含む計7作品を展示。寒さも忘れる幻想的なデジタルアートを、ぜひ体感してみてほしい。

文・写真/山下侑一郎

 

約20,000㎡のデジタルアート空間


呼応する木々と自立しつつも呼応する生命 / Resonating Tree and Autonomous Resonating Life

2年ぶりにチームラボが帰ってきた。約20,000㎡の舞鶴公園の福岡城跡がインタラクティブな光のアート空間に一変。なかでも特に目をひくのが、この卵型の光る物体。押すと光の色が変化し、幻想的な音色とともに、その色が周辺の物体へと伝播していく。

自立しつつも呼応する生命の森 / Forest of Autonomous Resonating Life

中心部には、卵型の物体が密集。森の中を進むかのように物体をかき分けながら進む。四方を巨大な物体に囲まれながらも、その色の変化により、向こう側にいる人たちの存在を感じることができる。

圧巻は、天守台跡からの絶景。光が伝播していく様子がはっきりと見てとれる。その向こうには煌々と光るビルの夜景が広がる。都市とアートの融合。この場所から眺める春の桜も絶景だが、それに勝るとも劣らない美しさだ。

 

石垣に住まう動物たち


大天守台跡の石垣に住まう花と共に生きる動物達 / Animals of Flowers, Symbiotic Lives in the Stone Wall – Fukuoka Castle Tower Ruins

こちらも必見。全長60m、高さ約10mの大天守台跡の石垣に投影された動物たち。その体には、花々が生えている。

人が近づくと、色鮮やかな花々はやがて散り、動物たちも消えて行く。圧倒的な美しさの中にも儚さを感じる作品だ。

 

黒田官兵衛が蘇る!?


お絵かき黒田官兵衛 / Sketch Kuroda Kanbei

チームラボではおなじみの「お絵かき」シリーズ。今回新たに登場したのは、なんと「お絵かき黒田官兵衛」。福岡藩の藩祖「黒田官兵衛」とゆかりの人物たちが福岡城に蘇る。福岡の歴史ファンにとっては胸アツな演出だ。

 

外に出るのがおっくうになるこの時期の夜に、多くの人でにぎわう福岡城跡。九州でチームラボのイベントといえば、夏から秋にかけて佐賀の御船山楽園で開催されている「かみさまがすまう森」が有名だが、この「福岡城跡 光の祭」も、ぜひ福岡の冬の風物詩として定着していってほしい。

文・写真/山下侑一郎

 

舞鶴公園 福岡城跡 公式サイトはコチラから!


転載元
ふくおかの週末を、もっと楽しく。「福岡TOUCH」
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チームラボ 福岡城跡 光の祭 2019-2020
会期:2019.11.29(金) – 2020.2.2(日)
時間:18:00~22:00 (入場は21:30まで)※大晦日は25:00まで
料金:大人1,200円、中高生800円、子ども400円、3歳以下無料
» 公式展覧会サイトはこちら
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