元気になれる島旅「長崎五島・福江島」。福岡から飛行機で45分先のバカンスへ②
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日本人の大工がつくった、ブルーの空に映える『水ノ浦教会』
木造教会堂としては最大規模を誇る、水ノ浦の入江を望む丘に佇む天主堂。外壁の細かな装飾が美しく、ロマネスクとゴシック、和風建築が混合したデザインに注目! 1880年(明治13年)に創建されたけど老朽化に伴い、1938年(昭和13年)に改築。改築の際、設計と施工を担当したのは鉄川与助さんという五島出身の日本人大工でした。
鉄川与助さんは長崎を中心に数多くの教会建築を手がけたキーパーソンで、五島初の教会である『堂崎教会』など、福江島だけでも鉄川さんの建築をいくつも観ることができるんです。鉄川さんが設計から施工まで携わった最初の教会が五島の中通島にある『冷水教会』で、1907年(明治40年)のこと。禁教令が敷かれていたこともあり、教会を見たことのない鉄川さんを始めとした大工さんたちは、あらゆる知恵を絞り出し、和洋の建築技術を組み合わせた教会をつくりあげていったそうです。それから31年の時を経て『水ノ浦教会』の設計と施工を担当しているから、五島にある教会建築を見ていけばその変遷を辿ることができて面白そう。
【内覧時間】9:00~16:00(ミサや冠婚葬祭時は不可。その他、閉堂していることあり。休みなし)
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息をのむほどの透き通った海の色は、まさに癒しのスポット『高浜海水浴場』
福江島の旅、ラストは『高浜海水浴場』。海に囲まれている福江島には、香珠子(こうじゅし)や頓泊(とんとまり)などたくさんの海水浴場があるけれど、『高浜海水浴場』はまさに福江島の象徴というべき存在。透明度の高いエメラルドグリーンの海は、浅瀬から奥へとグラデーションに色づき、水平線沖にはコバルトブルーの大海原が広がります…!
『高浜海水浴場』には過去に2度訪れたことがありますが、季節によって海の色が違うし、視界に入るだけで癒される極上のヒーリングスポット。この日は11月下旬なのに、寒さをまったく感じさせない海外の景色のような美しさが目の前に広がっているなんて…。行ってよかった。何度出かけてもそう思う場所なんです。
東京や大阪の旅慣れた人が、最後に訪れる場所として五島を選ぶ人が多いという話を聞いたことがありますが、1泊2日だったとしてもその魅力は十分に感じることができます!(もう断言しちゃいます!)。福江島を経由して上五島などいろんな島に行くこともできるので(二次離島)、みんなも遊びに行ってね!
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【イベント情報】
椿咲く 心あたたか 五島(しま)の冬
「五島椿まつり」
「東の大島、西の五島」と並び称されるほど、椿の自生地として名高い五島。
幻の銘花「玉之浦」を生んだ五島では、古来より人々の生活に広く、深く、椿が関わってきました。今回26回目の開催となる「五島椿まつり」では、椿に関する展示、イベント、ツアーが盛りだくさん!椿色に染まった冬の五島に行ってみよう!
開催期間:2020年2/22(土)~2020年3/1(日)
お問合せ:0959-72-2963(五島椿まつり実行委員会)
http://www.gotokanko.jp/