【おもてなしにオススメのお店】博多の寿司文化を牽引し続けた　名店の次なるステージとは… 西中洲『河庄』

2020年02月08日 公開

戦後間もなくの博多の街で、

美しい懐石料理や新鮮な魚を使った寿司をいち早く仕立て、

数々の要人に“博多前”の名店として一目置かれた「河庄」。

今なお博多の食文化を語る上で欠かすことのできない同店が、

老舗の枠に留まらない一歩を踏み出そうとしている。

まずは2018年春、1階フロアをリニューアル。

美しい白木のメインカウンターとは別に

最大5名までの小カウンターを新設。

気の置けない仲間との食のひとときがより豊かなものになる空間だ。

中2階個室。食前食後は会議室としても利用可能。

2019年秋には2階にも移動式のカウンターを設け、

要望があれば全ての個室に職人が出向き、

目の前で寿司を握ることができるようにした。

また日本語のみならず、英語・中国語・韓国語にも精通したスタッフを採用。

日本の食文化にもっと触れたい、楽しみたいと

同店を訪れる海外のゲストに喜ばれている。

さらに最近は市場だけでなく、漁師から直接素材を分けてもらうなど

「顔の見える魚」の提供にも力を入れている。

一度は訪れておきたい福岡の名店。

その門は、想像よりもずっと広く、温かく開かれている。