【連載コラム】―愛宕の森(愛宕山)・散歩道―#6《愛宕ケーブルカー編》
今日は、愛宕索道「愛宕のケーブルカー」駅舎の跡まで行ってみましょう。
「愛宕のケーブルカー」は、1928年(昭和3年)九州初の開通で、1943年(昭和18年)に廃止の憂き目にあいました。戦時体制が進む中で、鉄材の供出を強いられたためだそうです。戦争は、様々な人や物を犠牲にしながら、遂行される悲しい事象です。片道2分ほどの小さなロープウェーはその後、樹木に覆われて忘れられてしまい、その存在を知っている方も少ないと思います。
愛宕神社の第一駐車場から登り道があります。
茶店の左側にロープウェーの乗降場に通じる階段が整備され、散歩道に沿って案内板があります。
この石段を上り始めると、現代から引き離された感覚に陥ります。
それほどの、距離もなく跡地に到着
この近辺は、鷲尾城跡となっており、鎌倉幕府が元寇に備えるための砦とし、室町幕府の時代には、探題が置かれていたようです。
頂上には、山上駅の遺構が発掘され、現在整備が進んでいます。
また、野草や昆虫の保護のために、森を守る会の皆さんが、様々な方法で活動されています。
この地域固有の「ツクシヤマザクラ」を復活させるサクラプロジェクトもありますので、皆様のご支援をお願いします。
《続く》
「愛宕の森(愛宕山)・散歩道」は、訪れる人に《また歩きたい》と思わせるような、魅力のある小道です。
もし、あなたが、この散歩道」を一度でも歩くなら、《愛宕の森》の虜になってしまう事、請け合いです。 今日は、そんな「愛宕の森(愛宕山)・散歩道」の魅力を少しご紹介したい、、、そんな気分です。