広川町「職人たちの誇りが、夢をカタチにする」トップシェアを誇るネジをつくる機械を作り出す会社
“ネジをつくる機械”を作る会社として世界トップシェアを誇る企業が広川町にあります。スマホから家電、車から航空機…ありとあらゆる物にネジは必要不可欠で、材質・形状・サイズも無数にあります。特に極小サイズのネジを作り出す分野においてはなんと!世界シェア50%!国内でも80%のシェアを誇っています。
中島田鉄工所・代表取締役 中島田正宏さん
「明治44年、曾祖父の時代に番傘の骨に使われていた竹を割く機械からはじまった会社です。ヘッダーの製造を始めたのは昭和35年です。高価な輸入機械に代わる高性能な国産機械が欲しいという要望に応えてのこと。高度成長期でとにかくネジはどれだけあっても足りない“産業の塩”と言われた時代。たちまち我社は主力になりました。」
超極薄の傘を開きその抵抗で軌道を離脱するという極めてシンプルな装置「DOM」。一番の問題は、衛星の使命が終える何年も先にちゃんと傘が開いてくれるかどうか…。2017年1月に国際宇宙ステーションの日本実験棟「きぼう」から宇宙空間に放出され、無事に軌道離脱実験に成功しました。
昨年では宇宙ゴミの問題から、東北大学と共同で超小型人工衛星の軌道離脱装置を開発して話題になりました。これは九州大学院生のころに知り合った桒原氏から「こんなの作れますか?」の一言ではじまった事業です。誰かが夢見る理想をカタチにすることができる…それは職人たちのモノづくりに対する探究心と好奇心によってなせる技です。
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[所]福岡県八女郡広川町日吉1164-4
[☏]0943-32-4331
☞What’s the ひろかわ新編集
ローカルへ行くと耳にする「ここには何もない」
本当にそうでしょうか?
そうした見過ごしがちのあれこれを、
外部のプロフェッショナルの力を借りつつ
再編集していくプロジェクトです。
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