熱戦が繰り広げられた『RIZIN』福岡大会、7732人を動員!
10月15日マリンメッセ福岡に、総合格闘技大会『RIZIN』が九州初上陸を果たし、白熱の全16試合が繰り広げられました。
『RIZIN』は、大会総括本部長・髙田延彦が登場するカッコいいオープニングも見どころのひとつ。派手なライティングと大音量の音楽が会場を彩る中、リングに上がった本部長の掛け声を合図に、ファイター全員が中央の花道に集結。緊張感を帯びた選手の表情に、これから繰り広げられる熱戦へ期待が高まります。
『RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2017 男子バンタム級トーナメント&女子トーナメント1st ROUND -秋の陣-』で、注目カードのひとつだった山本美憂と、その息子である山本アーセンはそれぞれ敗戦に喫し、また、“K-1番長”ことジェロム・レ・バンナが袈裟固めで、DEEPメガトン級王者ロッキー・マルティネスに屈するなど、波乱に満ちた試合展開。
予想外の展開で興奮に沸く会場、この日一番の注目を集めたのが本誌にも登場してくれた“神童”こと、無敗の那須川天心と、ボクシングアマ5冠の藤田大和の対戦。あまりにも早い打ち合いに息を飲む観客、ボクサーながら最初の攻撃をキックで攻めた藤田選手や、身体を横にした藤田選手にジャンプから踏みつける那須川選手と、観客をクギ付けにさせるシーンが続き会場のボルテージも最高潮に!苦戦しながらも、判定で勝利を手にした那須川選手は、「素晴らしい選手と対戦できていい経験になりました」と満足気な様子でした。TV生中継にふさわしい見応えある内容で、熱気も冷めやらぬ中、ラストは前日の計量でまさかの体重オーバーを犯したアンディ・ウィン選手に対し、ペナルティー課すことなく試合決行を選んだRENAの対戦。RENAが強烈なパンチをお見舞いし、アンディ・ウィンに余裕の1回TKOで勝利をおさめ、約8時間にも及ぶ福岡大会のエンディングを飾りました。
会場には、本トーナメントの優勝候補でもある堀口恭司、前回の試合で那須川天心にKO負けを喫した才賀 紀左衛門、元ホークスの松中信彦、福岡市長など豪華顔ぶれも駆けつけた福岡大会は、観客動員数7732人 の超満員を記録したとのこと。
九州にも多数の格闘技ファンがいることが証明されたとあって、『RIZIN』のまたの再来を願うばかりです!
トーナメントの2回戦は12月29日、準決勝と決勝は大晦日に「さいたまスーパーアリーナ」で行なわれます。