広川町「広川は世界へ繋がる入口だった⁉」
みなさま、「オーレック」という会社をご存知ですか?
「オーレック」は、ゴーカートのように乗り回せる小型4輪草刈機や、斜面でもピッタリはりついて草を刈ることができる草刈機など、環境や使う人の立場に立って考えられた独創的なアイデアが売りの農業用機械メーカーです。とくにタイヤ付き小型草刈機においての国内シェアは40%!欧州にも輸出しており、今後はアジアを強化したいという思いから、インド出身のクマル・ダルメンドラさんが「オーレック」初の外国人社員として登用されました。
「世界に進出している日本の企業に興味を持ち、日本人の働き方を学びたいという思いから2009年に来日しました。福岡市内の日本語学校で日本語を学んだあと、西南学院大学の大学院に入学しました。その時、留学生の代表として国際交流事業で広川町に来たことがあり、広川町の方によくして頂きました。当時はまさか広川町に就職するなんて思ってもいませんでした!『オーレック』のことも知らなかったのですが、福岡や広川町のために役に立ちたいと思い、この会社に入ることにしました。」
国により事情が異なる市場では、その国の人々にとって本当に使いやすく便利だと思える、現地のリアルなニーズにフィットしたサービスが必要です。それは人との交流を大切に考えるクマルさんだからこそ期待される分野なのです。モノと心が通う広川町と世界の関係を築いてくれそうですね!
毎年2000人を超える来場者でにぎわうという「オーレック祭り」で、常用タイプの草刈機を説明するクマルさん。誰とでも親しく会話できるところが彼のよいところです。最初は方言が難しかったというが、今ではすっかり地元の人のようです。
**——————————————-*
☞What’s the ひろかわ新編集
ローカルへ行くと耳にする「ここには何もない」
本当にそうでしょうか?
そうした見過ごしがちのあれこれを、
外部のプロフェッショナルの力を借りつつ
再編集していくプロジェクトです。
**——————————————-*