広川町「お茶の葉のグラノーラ食べたことありますか?本当の美味しいお茶を召し上がれ」
いくつもの古墳が点在する広川町の丘陵地帯で、目を癒してくれるのは緑の縞模様が美しいお茶畑の風景です。広川町は八女市に並ぶ八女茶の産地なのです。「ゆげ製茶」は、1948年よりお茶の生産をはじめ、2代目の弓削さんの代で減農薬・減化学肥料にこだわるお茶の栽培をしてきました。
「畑を受け継いだ当時、広川の上流にあった茶畑に行くと、川の水の色がとても汚かったんです。このままじゃいかんと思って減農薬・減化学肥料に踏み切ったんです。最初はみんなから反対されましたが、2年目から品質も収穫量も上がり、美味しいお茶がとれるようになりました。」これがきっかけとなり、今では八女茶の産地全体が減農薬・減化学肥料になったそうです。
画像左は、減農薬だから茶葉も安心して食べることができるお茶のグラノーラです。「食べる紅茶ノーラ」と「食べる緑茶ノーラ」の2種があります。
「ゆげ製茶」は、お茶の栽培から加工、販売までを手がけています。煎茶に使うのは一番茶のみです。摘み立ての新芽を通常の2~3倍の時間をかけて蒸す「深蒸し煎茶」は、タンニンが分解され苦みが少なくコクがあります。実は紅茶も作っていて、インドで行なわれた世界的な紅茶の品評会で、日本産では初のダージリンアワードを受賞しました。きちんと丁寧に作ったものは、やはりどこに出しても品質に価する評価を受けるものです。
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[所]福岡県八女郡広川町太田梅ノ木522
☞What’s the ひろかわ新編集
ローカルへ行くと耳にする「ここには何もない」
本当にそうでしょうか?
そうした見過ごしがちのあれこれを、
外部のプロフェッショナルの力を借りつつ
再編集していくプロジェクトです。
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