【イマコレ係】命を守る火災警報器について考えてみよう
火災警報器とは、よく天井に設置してある以下画像のような装置です。
住宅に設置するのは火災報知器ではなく、正しくは火災警報器といいます。
2006年6月1日に改正消防法が施行され、全ての住宅(一般家庭)に住宅用火災警報器の設置が義務付けられました。
住宅用火災警報器を設置する部屋は、各市町村の火災予防条例で定められた場所に取り付ける必要があります。
ただし全国共通で、寝室および寝室がある階(寝室が避難階となる階にある場合は除く)の階段には、原則として煙式を設置しなくてはなりません。
では、なぜ火災警報器の設置が義務付けられたのでしょうか。
総務省消防庁の調べ、平成30年版 消防白書によると、火災による死亡の最大の原因は「逃げ遅れ」です。
また資料にもあるように、時間帯別にみると、0時から4時までの時間帯の平均は全時間帯の平均の約1.5倍となっています。
つまり、夜間寝ているときに火災が発生しそれに気づかずに命を落としてしまうケースが多いということです。
火災の恐ろしさは、炎だけではなく煙にもあります。煙は呼吸を妨げるだけではなく、視界を奪い避難することが難しくなります。
「逃げ遅れ」を防止するためには、早い段階で火災に気づき避難する時間を少しでも多くすることが重要です。
そのため、万が一のときに火災報知器が作動することが、危険をいち早く知らせてくれるという大切な役割を担っているのです。
…と皆さんの安全を見守ってくれている火災警報器ですが、交換の目安は設置して約10年であることはご存じでしたか?
古くなると、電子部品の寿命や電池切れなどで火災を感知しない恐れがあります。
このコラムを読んでいただいた機会に設置してどれくらい経つか確認してみてはいかがでしょうか。
もし期限が近づいているようでしたら、交換をお勧めいたします。
今は、自分でも簡単に交換や取り付けができるものも販売されています。
例えば、某価格比較サイトで人気が高い商品でいうと、「Panasonic けむり当番 SHK48455」という商品があります。
こちらの商品は土台部分が取り外すことができるので、天井への設置も比較的楽に行うことができます。
価格は2,000円前後で購入できるため、個人で購入して交換・取り付けをされる方もいらっしゃいます。
「Panasonic けむり当番 SHK48455」は下記サイトからも購入できます。
https://www.applied-g.com/shopdetail/000000530027
(コムロードオンラインサイト)
設置が義務化された装置ということで、個人様だけではなく、法人様からも引き合いのある商品となっております。
住宅設備関連の方や、不動産関係の方からもお問い合わせが多く、まとめ買いをされる方もいらっしゃいます。
Panasonicの火災警報器は2018年に累計生産台数5,000万台を突破しており、人気が高いです。
確かにショップでは、50個、100個など大量にご購入される方もいらっしゃいます。
人気の商品を是非チェックしてみてください。