【嘉麻市】羽ばたけ嘉麻ブランド！若き畜産農家の挑戦『トンチャン横丁（赤崎牛）』

2020年04月17日 公開

この味をこの地で味わってほしい

自家牧場産 赤崎牛

4人の子どもたちを育てながら、牧場の管理や直売所の営業をこなす赤崎さん。夫婦2人とも接客は初めてで、まさに一からの挑戦なんだとか

80年以上前に建てられた旧市場を自ら改装し、

レトロな「トンチャン横丁」として再生させた赤崎和徳さん。

本業は畜産家で、近くの赤崎牧場で約230頭の牛を育てている。

ブランド化にも取り組み、『赤崎牛』は品評会で金賞を受賞したことも。

世界的に知られる飲食店の格付けガイドブックに掲載された

複数の飲食店で採用されるなど、全国的に人気が広がっているブランド牛だ。

2015年4月、赤崎さんが横丁内に赤崎牛の直売所を作った。

その名もズバリ”赤崎牛”。

七輪をレンタル（炭代込み500円）して、その場で食べることもできる。

「自慢の肉を食べてもらえる場所をいつか作りたいと考えていました。

配線から照明、トイレまで、すべて仲間の手を借りながら

自分たちで作ったんです」。

コンテナケースと板を組み合わせた椅子など手作り感満載の店は、

夫婦２人だけで切り盛りしているため、

客が販売スペースに受け取りに行くセルフサービスが基本。

その分、焼肉用の肩ロースやステーキ用のサーロインなどが

直売価格で堪能できる。

福岡県産の稲わらなど、産地がはっきりしたエサだけを使い、

25ヵ月間大切に育てられる赤崎牛は、

ほどよい赤身で脂っぽさがなく、さっぱりとしている。

事前に予約すれば、好みの部位や大きなブロックで買うこともできる。