「ジョブドラフト」は高卒就活の新常識!生徒・学校・企業の三方良しのそのシステムとは?【ふくナビ会社訪問 『株式会社ジンジブ』編】
春は別れと出会いの季節ですね~。
みなさん、こんにちは。今日は少しまじめなトーンのふくナビスタッフ きょうこです。
4月がスタートし、新生活を迎えられた皆さん!新しい環境にはもう馴染まれたでしょうか??
福岡に来られた方、ようこそです!これから福岡の楽しい街情報はどうぞ『ふくおかナビ』をご利用くださいね~。
新生活が始まった方もいれば、次のステージに向けた準備を始める方もいるのでは?来年卒業の学生の皆さんは、就職活動が始まってますよね。この短い期間で、自分にベストマッチな会社をみつけることはとても大変だと思いますが、悔いのないように頑張ってください!弊社、シティ情報ふくおかでも皆様のお申し込みをお待ちしています!
さて、就職活動といえば大学生のイメージが強いですが、高校を卒業して就職する生徒さんがどんな活動をされているかご存じですか?今回の会社訪問は、高校生就活と企業をつなぐ事業を展開されている株式会社ジンジブにお伺いしてきました!
お話をお伺いしたのは株式会社ジンジブの福岡支店 支店長 石川さんと営業部の佐藤さんです。どうぞ、よろしくお願いします!
-まずはお二人の自己紹介をお願いします!
石川さん:株式会社ジンジブ 福岡支店長の石川です。2年前の福岡支店の立ち上げと同時にこちらへ赴任してきました。現在、大濠公園でのジョギングにハマっています。本日はよろしくお願い致します。
佐藤さん:同じく営業部の佐藤です。入社2年目で石川と同じ時に福岡へ赴任してきました。こっちに来て今まで苦手だったもつ鍋が大好きになりました!「やま中」サイコーです!少し緊張していますが、よろしくお願い致します!
-こちらこそよろしくお願い致します!早速ですが、『ジンジブ』さんはどんな事業をされているんですか?
石川さん:高校生の新卒就職を生徒側、学校側、企業側の三方にメリットがあるよう支援する事業です。本社は東京で大阪、名古屋、福岡に支店があります。今の事業を立ち上げてから5年目くらいですね。
-支援というのは具体的にどんなことをされているんですか?
石川さん:そうですね、、、その話の前に高校生の新卒就職の現状についてお話ししましょう。きょうこさんは就職活動したことありますか?
-あ、私は高校卒業してそのまま社会人になったので、大学生がやるような就活って経験ないんですよ。なんか学校から指定された会社にそのまま入社した感じですね。
石川さん:それは話が早い!その時はどんなふうに思いました?
-うーん、その時はあまり深く考えなかったんですが、なんか自分の将来にかかわる大事なことなのに、選ぶ権利もなく学校の言うがままだったと思います。よくよく振り返るとおかしな話ですよね!まあ、そういう時代だったのかもしれませんがー。
石川さん:その通りなんです!今、きょうこさんがいったことって、実は今もあまり変わってないんですよ。ほとんどの場合、高卒就職する生徒には会社の選択肢がなく、学校から指定された1社しか見ることができません。しかも入社の決定権が本人になくて会社側が合否を出すのを待つだけ。それが決まらないと生徒は次の会社を選ぶこともできません。これが高卒就職では、いまだに慣習になっています。でも、これっていろんな仕事を知りたい生徒、いろんな生徒に会いたい会社にとっては良くない慣習だと思うんです。また、自分の将来を真剣に考えることなく「先生に言われたから、、」というだけの理由で、社会人人生の大事な一歩目を踏み出してしまう生徒も多いんです。数字でいうと高卒就職者の3年の離職率は4割、その後、フリーターになる人は32.9%という状況です。若いうちはいいのですが、家族ができて安定した収入が必要になったときに後悔する人が多いんです。この状況を変えたいという想いから、弊社は高卒就職全体を良くするための仕組みを作り、提案しています。
佐藤さん:それが弊社が運用している「ジョブドラフト」と「ジョブドラフトFes」なんです。
-では佐藤さん、「ジョブドラフト」と「ジョブドラフトFes」ってどのようなものか教えて下さい。
佐藤さん:まず「ジョブドラフト」は高校生のための会社選び支援サイトです。マイナビやリクナビのように各企業の会社概要、仕事内容、求人詳細をワンストップで閲覧できるシステムです。サイトから会社見学の申し込みや求人へのエントリーもできます。現在、700社弱の求人情報が登録されています。最近では会社紹介のツールとして動画を使い、入社後のミスマッチを無くすため、より生徒にわかりやすく伝わるような展開を進めています。
石川さん:システムだけでなく、私たち自身がキャリアコンサルタントの資格を持っていますので、先生方の代わりに生徒の相談窓口として入り込むようにしています。企業と学校とのやり取りだけで進んでいたところを、私たちが入ることで、社会や仕事の理解度を深め、自分がやりたいことを可視化できるようになると思いますね。
-えー!メチャクチャいいじゃないですか!!私達の時とは大違い!その中から自分が興味ある仕事ができる会社の詳細を調べられるんですね。
佐藤さん:そうなんです。これがあることで高卒就職の生徒たちが、自分自身の将来を考える良いきっかけにもなると思っています。こういったものを利用する機会がないと、なかなか自分の将来の仕事に対して目を向けないですよね。自分の生活圏の外にどんな仕事があるのか?どんな会社があるのか?なんて高校卒業するまで程度の人生経験じゃわからないですもんね。
-そうですよ!高校生の頃なんて世の中知らないことばかり。なんか知らないだろうからいいように、、、みたいな感じですよね。「ジョブドラフト」、どんどん広まってほしいです!もうひとつの「ジョブドラフトFes」についても教えてください。
佐藤さん:「ジョブドラフトFes」では、生徒側と企業側が実際に会って話ができる場を提供しています。いわゆる「合同企業説明会」です。どうしても一人での活動になりがちな生徒側が、フェスに参加することで新しい情報を入手したり、相談できる仲間ができたり、知らない大人とのコミュニケーションになれることもできます。企業側にとっても生徒と直接コミュニケーションが取れる滅多にないチャンス。参加された企業さんからも積極的に生徒と出会える、先生方ともつながりができる良い機会だと喜んでいただいています。
石川さん:おかげさまで「ジョブドラフトFes」は回数を重ねるごとに手ごたえを感じています。多いところでは、フェスから3 、4名の採用につながったところもあります。運送、建設、サービス業の企業様からは「面と向かって話せることで、思ったより生徒の反応が良く、しっかり採用につながりました!」とお喜びいただいています。
佐藤さん:会社見学も学校によっては3社まで!とか縛りがあったりしますので、生徒にとっても自分を必要としている会社をたくさん知れるいい機会になっていると思います。
-そうでしたそうでした!見学できる会社の数が決まってるって謎のルールですよね!仕事することや社会に出ることに前向きにな生徒にとってはすごく厳しいハードルになってますよね。
石川さん:そうですね、、もちろん生徒すべてが仕事をすることに前向きなわけではなく、あまり考えず学校にお任せしたい、という感じの子が多いのは事実です。ただ、私の感覚では5割の子は真剣に自分で選びたい!と考えています。上の兄弟は進学したから、自分は家計のことを考えて就職する、と高校入学の時から決めているような子もいるんですよ。そういう子にもっと門戸を広げていく活動を、私たちのような民間企業がやっていくことはとても意義があることだと自負しています。
-本当ですね。なんか自分の過去の経験も相まって、とても興味深いお話が聞けて良かったです。最後に、これからの御社の展開について聞かせください。
石川さん:今日お話しした高卒就職の現状は、昔は大卒就職でも同じような状況だったんです。それを変えていったのは民間のリクルートさんでした。私たちも同じ展開をやりたいと考えています。そのために今計画していることは、この事務所を移転し、生徒のための相談窓口カウンターを開設することです。昨年末に厚労省が正式に高卒就職が学校指定の会社だけでなく、民間からの紹介を許可する通達が各都道府県へ通達されました。この機を逃さず、カウンターを通して私たちの活動を幅広く知ってもらいたいと思っています。
佐藤さん:生徒たちにとって、気軽に就職のことを相談できる窓口になりたいですね。それと福岡の企業さんをつなぐマッチングのような役割も果たしていきたいです。
-それはいいですね!たくさんの生徒が利用すると思います。会社同士の横のつながりも大事ですよね。ふくナビでも陰ながら応援させていただきますよ!本日はありがとうございました!
石川さん:佐藤さん:ありがとうございました!
さて、いかがでしたでしょうか?
高校生だけでなく、大人の私たちも知らない仕組みってたくさんあるな、というのがきょうこの感想です。世の中がより良く、過ごしやすくなっていく背景には石川さんや佐藤さんのような方々の尽力あってのものなのだと感じました。
これからもこのコーナーではたくさんの企業さんを紹介していきますので、どうぞご期待ください!
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