Fuku Spo – 福岡ソフトバンクホークス/中村 晃
中村 晃(Nakamura Akira)外野手・背番号7
攻守両面でみんなが支え合い、リーグ優勝を達成できました。若手の活躍に刺激を受けています。
ついにパ・リーグ優勝を果たすことができましたが、チームの雰囲気はいつもと変わりません。優勝した瞬間はホッとしましたが、今は次の戦いに向かって、という感じです。今シーズンは本当にピッチャーが頑張ってくれましたね。個人的には、シーズン前に「まずは怪我なくやりきろう」という目標を立てていました。でも、終わってみれば課題だらけでしたね。個人成績にも満足していないので、もっと頑張らないといけないと思います。打ち方が定まらず、試行錯誤していたんです。迷いながらプレーしてしまって、これというのが見つからずに終わってしまったなあという悔しさは残りました。チームの“絆”を感じる時ですか?瞬間的にはそんなにないですけど、今年はよくやってこれたと思うので、本当にバランスのいいチームだったかなと思います。ピッチャーがしっかり抑えてくれて、攻守の面で助け合うことができたんじゃないでしょうか。若い選手がみんな頑張っていたので、そこに負けないようにしないといけないと思っていました。
8月、西武と楽天を相手に 6連勝できてチームに勢いがついた。 初めて優勝を意識したんです。
対戦していて凄いなと思う投手は、ファイターズの大谷(翔平)くんですね。とにかく球が速いですし、変化球のキレも凄いので。球が速いなと思うピッチャーはたくさんいますよ。チームメイトとして見ていて凄いなと思ったのは、(東浜)巨ですかね。エースになっていく存在だと思いますし、責任感が強いピッチャーですよ。そういうのは後ろで守っていても感じられます。今シーズンのターニングポイントになった試合は、8月の西武と楽天の6試合ですね。その前まで西武は連勝していてとても調子がよかったんですが、そこでホークスは6勝できました。その連勝が一番ポイントだったかなと思います。チームとしての雰囲気もガラッと変わりましたし、優勝を意識できるようになったタイミングでしたね。オフの過ごし方ですか? う〜ん、基本的に家にいますね。映画もあまり観ないですし、なにもしないです…ゆっくりしています(笑)。あ、音楽は好きです。秦基博さんをよく聴きますね。
クライマックス・シリーズを 福岡でやれるのは本当に大きい。 流れを手にするために熱いエールを!
チームとしてのこれからの目標で言えば、もちろんクライマックス・シリーズ、そして日本シリーズです。とにかくどんな形でも勝って、日本一になるということだけですね。クライマックス・シリーズを福岡でやれるのは大きいですよ。相手側の声援に飲まれることもないですし、流れをこちら側にもってきやすいです。個人の成績とかもありますけど、まずチームの勝利に向けて貢献していけたらと思います。試合まではちょっと間が空くのでそこが難しいかなとは思うんですけど、うまく調整していきたいです。これからチームの気持ちも高まっていくでしょうね。
<ふくスポおまけクエスチョン>福岡でよく行くお店はどこですか?
エリア的には天神にはあまり行かないんですよ。お気に入りのスポットは薬院とか警固とか、あとは西中洲ですかね。焼鳥が好きで、『美久馬』にはたまに行きます。肉が分厚いんですよ。《シティ情報Fukuoka》9月号の屋台と餃子の特集を読んで、西新の『馬上荘』にも行きましたよ。チームメイトと餃子を200コ食べましたから(笑)。
※シティ情報Fukuoka 2017年11月号本誌掲載