【篠栗町】絶景を見に行こう！若杉山ハイキング

2020年05月10日 公開

＊本記事の取材は緊急事態宣言前に実施されたものになります。宣言解除後のおでかけ先候補としてお楽しみください。

『若杉ヶ鼻』からの絶景と奥之院の『はさみ岩』をめざして

三郡山系の縦走を楽しむ健脚トレッカーから、若杉山の森林浴を楽しむ気軽なハイカー、さらには篠栗四国霊場めぐりのお遍路さんまで、さまざまな出で立ちの老若男女が登る若杉山。山頂まで篠栗駅からなら歩いて2時間ほどだが、中腹の若杉観音堂の駐車場からであれば片道20～30分程度の道ほどだ。

コンクリート舗装された道ながら、急傾斜の坂道を登りつめ山頂からさらに3分ほど下ると、お目当ての絶景スポット『若杉ヶ鼻』に到着。宝満山まで続く尾根と、眼科に広がる街並みの先には四天王寺山。遠くから筑後平野まで見晴らすなかなかの眺めだ。帰りには奥之院にある『はさみ岩』などに寄るなど、1時間ほどの楽しいハイキングが楽しめる。

幹回り16.15ｍの巨大な「大和の大杉」をはじめ様々な巨杉を見てまわるコースもあり

眼科に須恵町、志免町の街並みと、真正面には四天王寺山を見下ろす『若杉ヶ鼻』からの景観

山頂から『若杉奥之院』へと下った場所に、クサリをつけた狭い岩の隙間が現れる。その昔、善無畏三蔵(ぜんむいさんぞう)というお坊さんが念力で押し開いたとされるこの岩。『袖摺岩(別名:はさみ岩)』と呼ばれ、足1本がやっと通るくらいの隙間しかなく、悪人は通り抜けることができないという言い伝えがある。岩肌はツルツルと磨かれたように滑らかで、足元が滑りやすいので注意しよう。近くには大岩の下をくぐる通路や、岩盤に根を張った巨樹のダイナミック景観が楽しめる。

若杉山ハイキングの後は露店が自慢の家族風呂や大浴場

御影石、団子石、杉材などそれぞれ趣向を凝らした造りで、毎回利用ごとに新鮮なお湯がはられる家族風呂が10室。さらに週末は土・日限定で露店大浴場が大人気！広々とした露天風呂からは若杉山を眺め、サウナ風呂や水風呂もあり、のんびりと過ごすことができる。

檜風呂や岩風呂が備えられた大浴場露天風呂

家族風呂もゆったりリラックスできる。5月には新たな家族風呂も登場予定