ガツンと煮干しが香るニューウェーブ【福岡煮干しラーメン nibora】
福岡のラーメンでも、煮干しというフレーズをよく聞くようになった。
ぶりぶり煮干し系や、鶏スープに合わせたタイプなど、多種多様。
横町感漂う渡辺通りの路地裏にある焼肉店「Yakiniku COWSI」を
昼のみ間借りして、煮干しラーメンという
福岡では珍しいジャンルに挑戦する『nibora』。
店主の木下さんは試行錯誤を繰り返して煮干しの種類や配合を調整し、
豚骨ラーメン以外の魅力を知ってもらおうとしている。
スープは煮干しのみでダシをとり、
糸島にある「北伊醤油」の木樽仕込みの醤油を使ったかえしを合わせただけ!
シンプルにも関わらず、サバやイワシによる青魚の風味に加え、
白身魚のエソならではの上品な甘さも感じられる。
低加水率の細麺は、非常によくスープと絡む。
基本のメニューは「醤油ラーメン」と「純煮干しラーメン」の2品だけど潔い。
「純煮干しラーメン」(870円)
煮干しは頭やハラワタを落とさずに出ダシをとり、
特有の苦味やエグみもあえて残している。
低温調理した豚肩ロースのチャーシューも柔らかくてジューシー
濃厚な煮干しペースト、刻んだチャーシューと玉ねぎが付く「替え玉」(180円)。
替え玉としてスープに投入するだけでなく、
油そば風にそのままつけて食べたり、つけ麺風に食べたりするのもおすすめ。
味噌や鮮魚など用いて期間限定で登場するラーメンも楽しみだ♬
shop information
福岡煮干しラーメン『nibora(ニボラ)』
住所:福岡市博多区渡辺通5-15-6 にしき荘1階
電話:080-1764-2033
営業時間:11:00〜14:00(OS13:55)
定休日:不定
この記事は『福岡麺本2020 ver.09』より抜粋して記載しております。掲載の内容は取材時のものです。取材日と記事公開日は異なる場合があり、メニューや価格、営業時間、定休日など取材時と異なる場合がありますので、事前に公式HPやお問い合わせにてご確認をお願いします。