リールについて(スピニングリール)【ちかっぱ釣り講座】
アウトドア&スポーツ ナチュラム
私たちが毎週更新させて頂いております、ちかっぱ釣り日記シリーズを良くご覧いただいている方々より、もっと道具・エサ・方法等々、ご質問を多数お寄せいただきましてありがとうございます。
私達ちかっぱメンバーの独断と偏見でお届けするちかっぱ釣り講座を是非ご覧ください。
今回は「リール」について
リールって、奥深いですよね。
数百円のものから目が飛び出そうな数十万円するものまで何がこんなに!と言いたくなるほど種類があります。メーカー各社からも毎年新モデルが発売され、釣り人に【唯一与えられたギニック】は人々を魅了し続けています。
PRO MARINE DYS600 DAYスピンⅡ 602円って。
Daiwa 20SALTIGA1800-H 希望小売価格142,780円
今回は、一番使われているであろうリールの大御所、スピニングリールについてポイントを見ていきたいと思います。
⇒ベイトリールについては別記事でご紹介させて頂きます。
■そもそもリールって
釣りに使用する道具で、糸を巻き取る道具です。スピニングリールはハンドルを回転させるとスプールが回転し、上下運動をすることで糸の集中を緩和し、またベールを開くことですぐ糸を放出することができます。
スピニングリールはその価格面、操作性、トラブルの少なさから、釣り歴に関係なく使用されています。
スピニングリールの各部分名称と役割
・スプール・・・ミシンのボビンと思えばいいです。糸巻取りするところ
・ドラグ・・・スプールを抑える部品、調整することで糸が切れる前に逆回転して糸を出すこともあります。
・ベール・・・閉じれば糸をロック・開ければ開放します。閉じている時は回転して糸を巻き取ります。
・ハンドル・・・直接手で糸を巻き取ります。
・ストッパー・・・ハンドルを正転のみにするか、逆回転もさせるか切り替えが可能です。
ここ凄いですね。リールをカスタマイズする専門サイト発見しました。
好きな人だったら見ただけでテンションぶち上げですね。
■種類選び方
〇リールの番手
リールの選び方も千差万別だと思いますが、基本となるのがリールの番手。
リールには必ず1000・2000・2500・3000・4000といった数字表記があります。
数字の大きいほうが1度に多くの糸を巻き取ることが出来ますので、早く回収するジギングや、投げ釣りに向いている製品となります。
小さなリールは当然巻き取り量が少ないですが、アジング等ゆっくり対象物を動かす際に使用されます。
全体的なバランスを見て決めることが多いですが、大体の目安としては
・1000~1500番 アジング等の小型魚用
・2000~2500番 エギング・磯釣り用
・3000~4000番 ジギング・投げ釣り用
ぐらいで見てます。あくまで個人的見解です。
〇スプールの溝
店頭でリールをよく見ると、、、スプールの大きさに深いものと、浅いものがあることに気づきます。
Daiwa 20REVROS LT3000-CH 希望小売価格10,450
上と下の違い 判りますか?そう溝の深さです。
Daiwa 20REVROS LT3000D-C 希望小売価格10,450円
これ、昨今の釣り糸が細くて強靭なものが登場してきたことに由来しているようです。
釣り糸については別記事に詳しく表記させて頂きますが
⇒釣り糸についてはこちら
細いのに強い糸が開発されたことにより従来の深さが必要なくなっていたという事ですね。
寧ろその深さが仇となり引っかかったり、縺れたりといった状況がありますので溝の浅いものが登場しています。
まあ、実際にそうなってから悩んでて気づいたんですが、、、なるほどね~って、感心しました。
〇ドラグって
意外とご存じない方が多いのがこの「ドラグ」という機能。
かなり重要な機能です。
要は、お魚さんが強く引っ張った際にある一定以上の張力を受けると逆回転して糸が切れるのを防ぐ役割があります。
その機能を利用するには、ガチガチになるまで〆るのではなく、糸が切れない程度に緩めておくことが大切なんです。
折角、掛けた大物を逃さない為にもこのドラグ調整がとても大事です。
上級者の方は釣りながらドラグ調整を行っています。このドラグのお陰で、徐々に負荷をかけることが可能となり、疲れるまでじっくり耐えることで、細い糸でも切られることなく取り込むことが可能です。
基本は、強めに引っ張ったときにジジジと逆回転するぐらいまで緩めておくこと。
「フッキング」針を魚にかけるときには締めて一気に針をかけます。
※もう一つの注意点は、釣りの後、洗浄を行うときにはドラグを〆る事。
中のグリスが剥がれ落ちてしまわないように洗浄時には必ずドラグを〆ておこなってください。
●このドラグ機能についかしてハンドブレーキがついたリールがあります。このタイプはドラグの調整が人差し指一本でできるのでよさそうですよね。持ってませんけど、、、w
SHIMANO 14BB-X 1700DHG 希望小売価格50,380円
〇ギア
リールの中にはいくつかのギアが組み込まれており、そのギアの性能で大きく価格も変わります。
親切なリールの箱にはハンドル一回巻いたら何センチかという記載がありますので是非気にして見てください。
また、1回の巻取り量が多いものをハイギアと呼ばれます。型番には大体HとかHGとかが入ってきますので見分けるのも簡単です。
小型で人気の2000番リールだと ノーマルが60~65㎝ ハイギア70~75㎝
実際に使ってみますと、ハイギアの方は当然一回転の負荷が重いので慣れるまでズシリと重い感覚を受けます。
〇ハンドルの種類
リールコーナーに行くとハンドルが、1つのものと2つのものが存在しますよね。
元々1つのものが主流でしたが、最近のジギング等を代表するルアーゲームの中で、2つハンドルタイプのものが出てきたと思います。
2つハンドル(ダブルハンドル)のメリットは、重心が真ん中になるので糸を巻き取る動作をしても竿先がぶれにくくスムーズなルアー操作が可能になり、同じスピードで巻くことが1つハンドル(シングルハンドル)に比べ簡単にできます。逆にデメリットは、シングルハンドルに比べて力は入りにくいので大型の魚にはあまり向いていません。
Daiwa Emeraldas LT2500S-H-DH 希望小売価格19,250円
2つハンドル 憧れますよね。
巻いてみると、安定しているのをモロに感じます。
で、最後にお勧めのリールは?
先日釣具店で、観ちゃったんですよ。思わず買った。新商品
Daiwa 20CREST LT3000-CXH 希望小売価格7,590円
店頭で6000円ぐらい。リンク先はもっと安いですけどショアジギング用のリールがもうだいぶガタきているので買っちゃいました。
価格はもちろん大事なんですが、ハイピッチで巻けるところと、1番は軽さ。240gってすごくない。ドラグも10㎏まで耐えてくれれば、私の行動範囲内にて問題はありません。ありそうな大物はエイぐらいでしょうか…。あと安っぽくない。別に見た目はあまりこだわらないのですがどうせなら、いいほうがいい。つまり丁度いいってことですね。
他にもこのクレストシリーズ、2000番~6000番まで発売されています。
とまあ、いかがでしたでしょうか?だらだらと長文に付き合って頂きありがとうございます。
【釣りの中で最も人間の手が入った武器】=それがリールです。
だからこそ、釣り人が最も拘りを持つ道具なのかもしれません。
釣具店に行ってぐるぐる回し続け、お気に入りを探しましょう。なぜか、にやける瞬間がありますよ。