【インタビュー】AKB48・岡田奈々&松岡はな「『ジャーバージャ』は聴いていくうちに好きになっちゃう!」
取材・文/福島大祐(編集部)
撮影/川﨑一徳
3月14日にリリースされたばかりのAKB48の新曲『ジャーバージャ』は、岡田奈々が初のセンターポジションを務める“AKB流ソウル・トレイン”なダンスナンバー。
今回、リリースを記念してセンター・岡田奈々と選抜メンバーのHKT48・松岡はなにインタビュー! ホワイトデーのリリースということで(?)、大名のカフェ『Killer coffee & cream lab』にて、おもてなしスウィーツを堪能してもらいながらの取材となりました。
—HKT48の松岡さんは、福岡はすっかり馴染みですよね。
松岡:はい、普通に外を歩いています。昨日も買い物しましたよ。天神とかキャナルシティでお母さんと買い物することが多いんです。握手会で私服が必要になるので、それを買いに行ったりするんですよ。
岡田:同じ服をまた着られないもんね。
松岡:そうなんですよ! 毎回変えてます。
岡田:私は福岡に来ることは握手会の時ぐらいで、普段はなかなか来られなくて。でも食べることが好きなので、福岡は毎回ご飯が楽しみです。ラーメンだったり、明太子だったり、クロワッサンだったり…。
—福岡でクロワッサン?
岡田:はい、『三日月屋』さんのクロワッサンが大好きなんです。
—なるほど、少し前から福岡空港にも出店していますね。
岡田:そうなんですよ! とにかく食事が楽しみで(笑)。
—アクセスしやすくなって良かったですね。それでは新曲や活動についてのお話を聞かせてください。岡田さんはSTU48としてもメジャーデビューされたばかりで、キャプテンも兼任しながらという中で今回『ジャーバージャ』のセンターに抜擢されましたね。今の心境は?
岡田:センターはやっぱり夢見ていた場所でした。AKB48として約6年間活動してきて、ようやくここまでたどり着けたことが嬉しく思いますし、渡辺麻友さんが卒業した後の大事なタイミングのシングルなので、麻友さんに憧れてAKB48に入ってきた私としては凄く今回のセンターは嬉しくて、これからのAKB48を盛り上げていくぞという前向きな気持ちでいっぱいです。
—今までいろんなセンターの方を見てこられたと思いますが、岡田さんがイメージするセンター像は?
岡田:やっぱりセンターって完璧なイメージがあるし、なんでもこなせる人という印象ですが、私は凄く未熟者で…。
松岡:えぇ〜?
岡田:「えぇ〜?」じゃないよ〜(笑)。本当にまだまだなところがたくさんあるんですよ。でも、こんな完璧じゃない私でもセンターに立てたということが他の後輩メンバーの希望に繋がったら嬉しいなと思います。
—松岡さんから見て岡田さんはどんな先輩ですか?
松岡:本当に尊敬しているところがたくさんあって。
岡田:えぇ、本当(笑)?
松岡:いやいや、本当に。今日も少し緊張していたんですけど、優しいので気楽に話せます。
岡田:くだらない話ばかりだけどね(笑)。
松岡:いろいろ教えてくださるので、尊敬しています!
—岡田さんは他にソロのコンサートを開催したり、初の写真集も出されていましたね。人生のトピックがとても多い期間でしょう?
岡田:いや〜、本当に!
—そういったことを踏まえて、最近意識の変化はありますか?
岡田:今までは必死に先輩についていくことしかできなかったんですけど、今は自分がいろんなチャンスをいただいて前に立たせていただくことが増えたので、少しでも後輩の良いお手本になれたらいいなという気持ちだったり、私は人見知りで先輩との距離を縮めるのが苦手だったんですね。そういう経験から、自分から後輩に歩み寄るということをできたらいいなと思っています。後輩から先輩にいくのって難しかったりするので、逆に自分からガツガツいってしまえばいいかなと。
—なるほど。グループを俯瞰した意見も聞いてみたいんですが、AKB48としては51枚目のシングルですよね。もはや日本中で知らない人はいないアイドルグループだと思いますが、今後さらにAKB48グループが発展していくために、今どんなことを考えていますか?
岡田:自分たちもAKB48が好きで入ってきているのですが、そう考えると、当時の初期メンバーがいたAKB48の印象が今でもやっぱり強いままですね。今のAKB48のメンバーを知らない方々の方が多いと思うんです。一人でも多く顔と名前が一致するメンバーが増えなきゃいけないと思っています。坂道シリーズの皆さんも今とても活躍されていて、自分たちも頑張りたいという思いもありますし、今の世代で新しい全盛期を作りたいと考えています。
—松岡さんはAKB48での選抜の活動を通じて身になっていることはありますか?
松岡:AKB48さんはテレビで見たことある方がたくさんいて。ゆきりん(柏木由紀)さんとか憧れの存在なので、「ワ〜ッ」てドキドキしちゃうんですけど、そういう先輩を見て学ぶことが多いですね。ゆきりんさんとかさっしー(指原莉乃)さんは、カメラが来ると瞬間的にウインクしたりするんですね。
岡田:あれ凄いよね! 0.5秒とか映る瞬間にウインク!
松岡:凄いなっていつも思っていて、見習いたいなと。
—カメラが来るタイミングを完璧に把握しているんでしょうね。さすがです。それでは、新曲の『ジャーバージャ』についてお聞きしたいんですが、緩いテンポですけど高揚感がありますね。とても癖になります。
松岡:私のお母さんもハマっています。「この曲良いわぁ」って言ってくれていて、お母さん世代にもハマる曲なんだなって。あと、踊りたくなりますね。
岡田:うん、振付もエンドレスで続く振りが多いので、カラオケとかでコピーしてほしいなって思います。初めて聴いた時はちょっと…意外性を感じて「なんだこれ!?」って思いましたが、聴いていくうちにだんだん好きになっちゃう曲ですね。
—そもそも『ジャーバージャ』とはなんぞや?と思いますよね。そういう言葉があるのかと思って検索しました。
岡田:そう、私も検索したんですよ。でも、なんにも出てこなくて。造語でした。
—ミュージックビデオの注目ポイントも教えてください。
松岡:海に行ったんですけど、その時は2月で、裸足で踊って海に入るという。足が真っ赤になるぐらいもの凄く寒くて。そのシーンが…ちょっとしか映ってないですけど(笑)、そこに注目していただけたらいいなと。みんな「さむ〜い!」と叫びながら頑張りました。見逃さないでほしいです、数秒なので(笑)。
岡田:パレードのシーンを静岡の市役所で撮りました。基本的に市役所で撮影を完結しているんですけど、私が丸い大きな窓に座っている場面があって、そこは市役所で一番偉い方の部屋なんです。静岡を一望できる大きな窓があって、権力者になった気分でした(笑)。「ここ市役所なんだ?」という気持ちで観ていただけたら。
—カップリング曲ですが、今回は他のグループの曲がそれぞれのバージョンごとに収録されていますが、STU48とHKT48に所属するお2人のグループの曲について聞かせてください。STU48は『ペダルと車輪と来た道と』が収録されていますが、これまでのSTU48にはない疾走感のある楽曲ですね。
岡田:とても爽やかな曲です。ライヴでコールもしやすいと思いますし、早く皆さんの前で披露したいです。エキストラさんを募集して撮影していたのですが、ファンの方がたくさん集まってくれて。その時から結構盛り上がっていたんですよ。ぜひライヴでやりたいです。
—HKT48の『ぶっ倒れるまで』も畳みかけるサビが印象的で、ライヴで大いに盛り上がりそうです。
松岡:この曲は現在のHKT48のツアーのために秋元先生が書いてくださった曲で、本当にライヴで盛り上がる曲です。この間のツアーで初披露させていただいたんですけど、ファンの方は知らない曲なので戸惑っていました(笑)。でも途中からは歓声と共に一体になれました。ぜひこちらも聴いていただきたいです。
—あとは、2度目となる坂道シリーズとの混合ユニット・坂道AKBの『国境のない時代』が現在話題ですね。イントロからAKB48、乃木坂46、欅坂46の各グループの楽曲の振付をそれぞれのグループに所属しているメンバーがするという。
岡田:AKB48メンバーは『365日の紙飛行機』の振りですけど、最初は『桜の花びらたち』の振付をイメージしていたんです。乃木坂46さんは『制服のマネキン』のポーズ、欅坂46さんは『世界には愛しかない』のポーズで、3グループの色を今回は強めに出しています。
—ミュージックビデオはダンスパートメインの映像になっていますね。
岡田:ダンスをフルサイズで撮らないといけなかったので、早朝からお昼まで約6時間みっちり振り入れをして、そこから撮影で1日中踊りっぱなしでした。きつかったですね…!
—他のグループと共演してみていかがでした?
岡田:やっぱり刺激を受けます。ダンスに関してもそうですし、改めてひとつひとつのグループの魅力の違いを感じましたし、こういった形で私たちが共存することで新たなものが生まれるんじゃないかなと感じました。私は他のグループさんも凄く好きなので、嬉しかったです。
—歌詞も広い視点で国境がないということを歌っていますね。
岡田:「生きてさえいれば仲間じゃないか」という素晴らしい歌詞で。衣装も各グループ違って、AKB48グループはベルベットとフリルが使われててスカートも短めですね。乃木坂46さんサテンとレースで上品な感じ、欅坂46さんはレザーでワイルドにしていて、それぞれのカラーが出ています。
—わかりました。最後に、改めて新曲への意気込みを聞かせてください。
松岡:一緒に歌って踊れる曲なので、皆さんぜひ完コピしていただけたらと思います。衣装も派手で、そこにも注目していただきたいです。今日着ているものは抑えめな方で、ミュージックビデオの中ではもっと眩しい衣装です。
岡田:今回初めてセンターをやらせていただけたということで、これからのAKB48を引っ張っていけるように気合いを入れて頑張りたいですし、本当にたくさんの方に聴いていただいて、愛される曲になったらいいなと思っています!
Killer coffee & cream lab
住所 福岡市中央区大名1-11-15 小谷ビル1階
電話 092-734-1050
営業時間 11:00〜23:30
店休日 不定、席数 35席
カード 不可
インスタグラム @killercoffee_fuk