ニューヨークで17週のロングランを記録した映画！公開10周年！

2020年11月25日 公開

映画『ハーブ&ドロシー　アートの森の小さな巨人』特別上映&講演会を開催。この映画は、ニューヨークに住むアートコレクター夫婦を描いたドキュメンタリー。郵便局員のハーブと図書館司書のドロシー、公務員の二人が集めたアートはなんと5000点以上!? 中には売れば大富豪になれるようなアート作品もあったにもかかわらず、一つも手放さずにコツコツと集め続けてきた2人の生き方、考え方に触れている。

ニューヨークでは口コミで感動が感動を呼び17週のロングラン上映を果たしたこの作品。監督はなんとアメリカ在住の日本人。現代のおとぎ話のような2人に衝撃を受け、アートについての映画ではなく、豊かな人生を考える映画になると確信して映画を製作したそう。監督デビュー作ながら、世界30を超える映画祭に正式招待され、米シルバードックス、ハンプトンズ国際映画祭などで、最優秀ドキュメンタリー作品賞や、観客賞など多数受賞した。

映画公開10周年を記念した今回のイベントは作品の上映だけではなく、監督の佐々木芽生（めぐみ）氏と、アートコレクターにして横浜美術大学学長を務める宮津大輔氏を呼んで講演会も開催。映画監督から直接作品についての話が聞ける貴重な機会だ。

新型ウイルスの脅威にさらされた今年、ステイホームなどで自分と向き合う時間も多かったのでは。アートの知識がない人も、発見する喜びと夫婦愛に満ちた2人の人生に触れることで、幸せな人生や自分らしい人生について考えるきっかけになるのではないだろうか。