【福岡の家づくり】片付く家になったわけ。暮らしが整う家づくり
共働きのTさん夫妻にとって、何より大事にしたいのは
子どもとゆっくり過ごす時間。理想の住まいのあり方をとことん考え
家事時間短縮の工夫を凝らした空間を完成させました。
働く2人にとってのマストは
家事をしやすく、散らからない家
「広い家で子育てをしたい」と、Tさん夫妻が家づくり計画をスタートさせたのは数年前のこと。折しも、周りはマイホームラッシュ。友人の新居に招かれるたびに、自分たちもマイホームを強くイメージするようになっていった。木の温もりを活かした家づくりを得意とする工務店を数社ピックアップして、完成見学会に参加。そこで出合ったのが[住工房プラスアルファ]。コンパクトでデザインが良く、シンプルだけど採光に配慮して心地よく過ごせる造りになっていることなど、「自分たちの住みたい家のイメージにぴったり!」と依頼することに決めた。
共働きの2人が考えていたのは「家事をしやすく、散らからない家」。そこで、間取りを決めるにあたっては、毎日の家族の行動パターンを細かく分析。「帰ってきたら、ここでコートを脱いでバッグを置いて、手を洗って部屋に入るとか。ハサミなどの小さな雑貨から、おむつの買い置き、防災リュック、節句の飾りにいたるまで、一つひとつのアイテムの収納場所を考え、決めていきました。おかげで、引っ越した瞬間からすべてのものの置き場所が決まっていて、困ることはありませんでした」。
リビングやダイニングには雑貨や小物が散らかりがち。その対策として、キッチンはダイニング側の収納付きのものを選び、コンロの目隠しを兼ねた収納をつくった
白いシンプルな外観に、レッドシダーの軒天がナチュナルな雰囲気をプラス
玄関から2WAY動線を確保。正面ドアからはリビングへ。左側はシューズクローク~ファミリー玄関~収納・洗面とつながる。家に入るプロセスで、上着を脱ぎ、バッグを置き、手洗いを済ませることができる。
庭は人工芝とタイル張りのデッキ。どちらもメンテナンスが要らずキレイに長持ちする
リアルシミュレーションで
家事ラク間取りを考える
家庭内での行動をリアルにシミュレーションして考えぬいた間取りは、動線にムダがなく、完璧な収納プランのおかげで「これをどこに片付ければいい」なんて、迷うこともない。散らかり知らずのアイデアの1つが、家族用玄関からファミリークローゼットへと続く裏動線だ。「玄関の上がり口を2つつくって、リビング側はお客様用にして、私たちは家族用玄関から出入りします。玄関から即リビングに入ると上着やバッグをテーブルやソファに置いてしまいますが、通り道に片付ける場所があれば、リビングに持ち込まずにすむんです」。
和室の窓際に設けたランドリースペースも大活躍。「夜干せて、干しっぱなしでも大丈夫。ハンガーで干して、乾いたらそのまま押入れに片付けます」。一見、押入れのように見える和室の収納は、襖を開けると内側で階段下収納につながっており、かなりの広さ。そこに上下2段でハンガーパイプをセットして、洋服は吊るして収納。家事アクションを極力減らす工夫が、住まいを整える秘訣なのだ。
わが家のここがお気に入り!
2階の梁にフックをつけてハンモックを吊るした。子どもと遊ぶときだけでなく、夫婦がそれぞリラックスタイムを楽しめる場所に
床はカバザクラの無垢材。節がなく、淡く澄んだ色合いが美しい。吹抜けの大きな窓からたっぷりと日差しを取り込めるので日中は照明要らずの明るさ
夏は涼しく、冬は暖かい
住宅性能の高さにも大満足
この家で2度の夏と、1度の冬を過ごしたTさん家族。断熱・気密性の高さも住みやすさにつながっているようだ。大きな吹抜けがあっても「アパートに住んでいた時に使っていた6~8畳用のエアコン1台で、夏の冷房は十分。冬は南側の窓から部屋の奥にまで日差しが差し込むので、明るくて暖かい。夏に涼しく、冬暖かくて、遊びにきた友人には『エアコンついてないの?』と驚かれることもしばしばです」。
最後に家づくりの成功の秘訣を尋ねてみた。「どんな家にしたいかよく考えて、設計士さん任せにせず、自分でも情報を集めることも大事だと思います。その点、住工房さんは、ほとんどの要望を聞いてくれて、一つひとつに丁寧に対応してくれました。『こういう風にしたい』といえば、できる方法を考えてくれるし、設備や仕様にも制限がなくて自由にさせてもらえて。おかげで納得のいく家をつくることができました」。
大きな吹抜けがあっても建物の断熱・気密性が高いため、エアコンの効きがよく、夏は涼しく、冬は暖かく過ごせる
吹抜けの窓は開閉できる。「掃除ができるように、と設計士さんの提案でキャットウォークをつけました。ここで布団も干せて便利です」
キッチンの隣にパソコンや書き物に使える多目的スペースを確保
縁側のようなランドリースペース。たっぷり干せてしっかり乾かせる
洗面台は造作。念入りな収納計画のおかげでタオルや着替えもすっきりしまえる
四角い家ながら、南側の軒を少し出すことで、夏は暑い日差しを遮り、冬は光を十分に取り込める。「この形も私たちが住工房を選んだ決め手の1つです」。
会社情報
株式会社住工房プラスアルファ
佐賀県佐賀市鍋島町八戸溝149-9
0952-36-7505
▼その他の事例はこちらから
https://www.iedukurifukuoka.com/builders-profile/plus-alpha/?post_type=home-visit