【NEXT GOALへの挑戦】新型コロナ:AI/IoTのテクノロジーで医療現場の課題解決へ!
株式会社アドダイス(代表 伊東 大輔)
私は広島大学で客員教授としてAIを研究指導すると同時に、医仁会武田総合病院臨床研究センターの研究員として医療データの解析に取り組んできました。
医療の現場・病院・研究期間・データサイエンティストに幅広く繋がらせていただき、医療AIサービスを現場の医師と一緒になって開発し普及に取り組んでいます。
この度、2020年5月にAI/IoTなど情報テクノロジーにより、新型コロナウイルス感染症の感染拡大を抑え、医療崩壊を回避する『COVID-19-ResQ(コビッド・ナインティーン・レスキュー)』プロジェクトを立ち上げました。
目標達成の御礼とNEXT GOALへの挑戦
21日から22日にかけ驚きの速さで、300万円の目標を達成することができました。温かいご支援をお寄せ頂きましたこと心から御礼申し上げます。メンバー一同、感謝の気持ちでいっぱいでお力添えにより規制対応の第一歩を踏み出すことが出来ます。最終ゴールとして医療承認を取るためには規制対応に3,000万円かかります。
次の目標として500万円をNEXT GOALとして目指します。PMDAとの相談は最低300万円からですが東京都医工連携HUBの支援担当の方から500万円は予算を確保しておいたほうが良いとご助言いただいています。NEXT GOALを実現することで、より躊躇無く相談を重ね、安心で有効なシステムとなります。引き続き多くの皆さまからご支援を賜りますよう、どうぞよろしくお願いいたします。
令和3年1月21日 (木)
COVID-19-ResQプロジェクト 発起人・代表
伊東大輔
COVID-19-ResQでは、リストバンド型ウェアラブルIoTを常に身につけることで、提携する医療機関による感染の検知を支援する仕組みを開発してきました。
平常時との体温変化を見ることでより素早く感染を察知するなど、新型コロナウイルス感染症を契機に医療現場が抱える課題の多くを解決することを目指しています。
『COVID-19-ResQ』ができること
いま医療機関を取り巻く課題に対して、『COVID-19-ResQ』は、一般の方々がウェアラブルIoTをつけることで、4つの軸で必要なデータを収集し解決を目指しています。
感染者拡大の大きな要因には、「無症状の方がいること」「PCR検査でも見逃しがあること」など弱点が見受けられることがあげられます。
そこで、収集したこれらのデータをIoTで医療現場と連携することで、本人の体調変化の自覚に依存しないことや従来のPCR検査とは違った検出により、今までのクラスター対策や検査体制の弱点を補完し「感染者の拡大ペースの抑制」へつなげていきます。
※関係機関とも連携し進めておりますが、収集した情報の共有については医療機器としての承認は必要なく進めることができると確認しています。
1, 体温
体温の変化は感染を検知する一つの指標になります。一律の体温基準だけではなく、個人ごとの体温変化を計測することで、重症度の判定(軽症か否か)の判断を支援する指標となります。
2, 酸素飽和度(SpO2)
酸素飽和度とは、簡単にいうと十分な酸素を全身に送れているかを計る指標です。肺や心臓の病気で酸素を体内に取り込む力が落ちてくると下がります。そのため、この数値を計測することで、重症度の判定(中等症か否か)の判断を支援する指標となります。
3, 患者個人の基礎疾患(持病)や身長体重等情報
基礎疾患(持病)や身長・体重などの情報(肥満や喫煙など)は、重症化リスクの判断を支援する情報となります。これらも事前に収集していきます。
4, 厚生労働省の経過観察ガイドラインに準拠した質問
収集したそれぞれのデータだけでなく、現在定められている経過観察ガイドラインにも準拠させ、さまざまな視点から診断のサポートをしていきます。
プロジェクトチーム/パートナーについて
医療AIの専門家として各地の医師から課題を訴えられていた伊東。
妻がロンドン、長男がモンゴルにおり自身は日本にいて、コロナで家族が分断されているアムガ。東大医科研の病理診断科科長として患者管理に課題情報が集まっていた大田。
それぞれが、自分達のような専門家がテクノロジーで何かできないかと集まり、国境を再び開き経済活動を可能にし、いざ感染しても安心な患者管理技術を確立し、1人でも多くの命を救いたいと動き出したメンバーです!