【家づくりのお宅訪問】子育て中の家族が選んだ家族の気配が感じられる家「ホームラボがつくった新築住宅」
のどかな田園地帯の一角に建つW邸は、白い箱型の外観がトレードマーク。屋内は吹き抜けの上部に設けられた開口部からたっぷりの自然光が差し込むため、明るく開放的。夜は月明かりが、やさしく室内を照らす。希望の地域で土地が見つかり、念願のマイホーム建設に踏み出したWさん夫妻。複数の見学会に参加し、スタッフの人柄に一番好感が持てた「ホームラボ」に依頼したいと思うようになったという。惹かれたきっかけは人柄だったが、施工事例を見ると気密性や断熱性に優れていることも分かり、「まさに私たちがこだわりたいところがしっかりしていたので、ここしかない、と納得してお願いすることができました」と奥さま。
ご夫妻が選んだのは、外観やサイズに一定の規格はあるものの、間取りにフルオーダー並みの自由度がある『シンプルボックス』というシリーズ。キャンプやBBQが趣味というご主人は「庭が取れるサイズ感も理想的でした。筑後川が近い地域なので、2階の方が安心ですから」と決め手を話す。週末には庭にタープを張り、キャンプを楽しむことも。「コロナ禍でなかなか外出できませんが、子どもたちが庭で走っている姿を見ると気持ちが楽になります。スペースのゆとりが心のゆとりになるんだなって、家を建てて実感していますね」。
奥さまが一番こだわったキッチン。無垢の木を使った「ウッドワン」のアイランド製は、作業スペースが広く、子どもたちも手伝いやすい。レンジフード横の棚は、バランスを考え造作してもらった
玄関にある2カ所の収納は日常使うバックや上着用と、キャンプ道具などのアウトドア用とで使い分けている
ダイニングテーブルは以前から使っている愛着のあるものだが、新居の雰囲気にマッチ。キッチン&ダイニングはリビングと一体感が出るよう素材使いなどを工夫した
遠出できない日は、庭にタープを張ってキャンプ気分を楽しんでいる。周辺は田んぼで視界を遮る建物もないため、陽当たりも良好。最高の日向ぼっこができる恵まれた環境だ
床は1階にナラ、2階にパインの無垢材を使っているので、風合いがよく、素足でも快適。でも家全体に無垢材を張ると相当なコストがかかるのでは。そう思っていたら、なんと『シンプルボックス』は無垢の床が標準仕様!できるだけ自然素材を使った環境で子どもを育てたいと願うファミリー層には喜ばれているという。また、リビング併設の和室は、昼は子どもたちのあそび場、夜は夫妻の憩いの場として大活躍。小上がりにすることで奥行きをつくり、LDKが立体的になるように工夫している。そして、リビング上の2階の陽当たり良好なフロント部分には、室内干しができる設えをプラス。花粉の時期や雨の日も洗濯が苦にならなくなった。
入れるものを想定して収納ごとに奥行きを変えたり、1階のドアは全てハイドアにして開放感をもたらせたりと、完成した家には細やかなこだわり垣間見える。
大空間の吹き抜けを設けることにより、どこにいても家族の気配が感じられる設計にしている
2階のフロントには、室内干しのスペースを。開口部から日差しが差し込むので乾きも早い
夫妻のための寝室は、今は家族全員で利用中。スマホの充電などがしやすいようにコンセントの位置にも配慮した
小上がりの和室には、子どもたちの本やおもちゃを仕舞える壁面収納を。リビングから見えない設計なので、煩雑になりがちなおもちゃもスッキリとした印象に
Company Profile
株式会社ホームラボ 住宅事業部
[所]久留米市山川沓形町2-21
[☏]0942-45-6061
※この記事は「ふくおか・さが 家づくりの本no.51」より抜粋して記載しております