Fuku Spo – 福岡ソフトバンクホークス/笠谷 俊介
笠谷 俊介 (かさや しゅんすけ)投手・背番号67
開幕ローテ入り目前!プロ7年目の24歳左腕が”役年”での飛躍にかける!
プロ7年目の左腕・笠谷俊介投手が好調だ。昨年は先発と中継ぎの両方を担い、自己最多の20試合に登板。4勝を挙げる活躍でチームのリーグ優勝に貢献した。今季はさらなる飛躍を誓い、自主トレ期間中からみっちり身体を鍛え、準備を整えている。フルシーズンでローテの一角を担えるか、注目だ!
プロ初勝利を挙げるも
悔しさも残った昨シーズン
昨年は4勝というキャリアハイの成績を残すことができました。きつい夏場に坂東(湧梧)さんと二人で試合を作れたことと、首位固めができた12連勝のうち2勝に貢献できたことはよかったのかなと思います。ただ、勝てた試合を落としてしまったな…という反省もありますし、クライマックスシリーズと日本シリーズで投げられなかったので、やり切った感はなく、悔しさが残りました。肉体的には横の回転を使って投げていたので、負担が大きかったですね。1年間ローテーションで投げ続けようと思ったら昨年のままではもたないとわかったので、試合に出られなかった日本シリーズの期間中は、活躍している投手の映像などを見て勉強しました。今季はアプローチを替えて、縦の回転を意識して投げています。まだ自分が思っている球は投げられていませんが、身体全体を使って投げるという感覚は掴めてきたので、取り組みとしては間違っていないんじゃないかな。シーズン中も引き続き意識して、少しずつ再現性を高めていきたいですね。
7年目の決意
二桁勝利は絶対目標
今季は、開幕ローテーション入りと二桁勝利を目標にしています。昨シーズンに先発と中継ぎの両方をさせてもらったことで、「もっと先発で投げたい」という気持ちが高まったので、本当にいい経験を積ませてもらいました。先発にこだわる理由は、自分で試合をつくれるから。これといった特徴も持ち味もないので…、タイプ的にも先発のほうが向いているのかなと思います。そこで課題になってくるのは、やはりコントロールですね。三振が取れるカウントで取り切れていない点はまだまだです。キャンプ期間中も、この課題にだけ取り組んできました。”だけ”って言えるぐらい、僕の中でいちばん引っかかっているところなんですよ。でも、おさまりのいいポジションを覚えるにはどんどん投げる以外ないし、逆に言えば、反復することで良いものが見えてくると思っています。あとは、怪我にも注意したいですね。年間通して活躍するためのカギは、コントロールと怪我しないこと。二桁勝てれば「優勝に貢献できた」と言えるし、自身にも繋がると思うので、しっかり結果を追っていきたいと思います。
実は人前が苦手で、あまり目立つのは好きではないんです。だから、ローテーション入りはしたいんですけど、あまり目立たず、ひっそりと勝ち星を積み重ねていくのが理想です(笑)。応援も嬉しいんですけど、恥ずかしさというか、照れくさい気持ちの方が大きいかもしれないですね。
3月で24歳、厄年になりました。厄に駆られないように、強いては、厄が役に転じて、ホークスの重要な役目を任せられる存在になりたいと思っています。原動力は、仲間でもあり、友人でもある同級生に負けない活躍をしたいということですかね。チーム内なら、栗原(陵矢)、泉(圭輔)、(甲斐野)央。栗原は年俸も倍ですからね。大分商工の後輩でもある森下(暢仁/広島/2020年10勝3敗)も、ボクの倍貰っていますからね。いやぁ、負けたくないですね。
投球にに僕らしさが何もないので、ファンの皆さんに見てほしいところで言うと…そうですね、なるべく顔に感情を出さないようにしているんですが、緊張が顔に出やすいので、表情を見て僕の心情を察してもらえればうれしいです(笑)。完封や完投ができたら表情をほぐして、喜びを出したいなぁ。今年は分厚い投手陣の一角に食い込んでいきますので、応援よろしくお願いします。
\笠谷選手のプライベートに迫るQ&A/
休日の過ごし方は?
Netflixを見ています。「梨泰院クラス」とか、韓流もかじりましたよ。外出するときは、服も日用品も全部まとめて買い物して帰ってきます。人が多いところにはあまり行かないので、声をかけられることもほとんどないです(笑)
ストレス発散方法は?
コロナの前は、同級生の選手たちとカラオケに行っていました。同級生と話すのが一番楽しいですし、リフレッシュできますね。