ハリウッドを代表するオスカー俳優3名が競演する『カムバック・トゥ・ハリウッド!!』など、6月初旬に観たい新作映画をチェック!!
【上映中】アメイジング・グレイス／アレサ・フランクリン
’18年に逝去したソウル歌手、アレサ・フランクリン。彼女が’72年にロサンゼルスの教会で披露したパフォーマンスを映したドキュメンタリーが日本上陸。撮影したのは『愛と哀しみの果て』（’85）で第58回アカデミー賞作品賞を受賞したシドニー・ポラック。最初から映像化を予定していたが、トラブルに見舞われ未完のまま頓挫していた伝説的な公演が、テクノロジーの発展にも後押しされてついに日の目を見ることとなった。聖歌隊をバックに、アレサが自らのルーツであるゴスペルを感動的に歌い上げる様は鳥肌モノだ。本公演の模様を収録したライヴアルバム「AMAZING GRACE」は300万枚以上のセールスを記録し、ゴスペル作品の金字塔として今も君臨している。
【福岡県での上映劇場】
KBCシネマ1・2
【上映中】ローズメイカー 奇跡のバラ
フランスで最も栄誉あるセザール賞に10度ノミネートされ、その内2度の受賞を果たしたフランスを代表する名女優カトリーヌ・フロ主演の感動作。バラ以外に興味のないバラ育種家と、世間から見放されたド素人3人組が協力して世界に一つだけのバラ創りに挑む逆転のサクセス・ストーリーだ。フランス屈指のローズブランドである＜ドリュ社＞や＜メイアン社＞などが本作の監修を担当。世界初の新種が生まれるまでの過程を、リアリティを持って描いている。
優秀なバラ育種家のエヴはフランスの郊外で父の残したバラ園を切り盛りするが、今では倒産寸前。人を雇う資金もなく、職業訓練所から3人のスタッフを手配するが全員が全くの初心者で、一晩で200株のバラをダメにしてしまう。
【福岡県での上映劇場】
T・ジョイ博多
【上映中】明日の食卓
家族の光と闇を描いた椰月美智子の小説を映画化。同じ名前の息子を持つ3人の母親を菅野美穂、高畑充希、尾野真千子が演じる。豪華女優陣＆人間ドラマの名手・瀬々敬久監督が突きつける、誰も見たことのない、だが誰にでも起こり得る事件。3つの石橋家の行き着く運命とは…。
2人の息子を育てる43歳のライター・留美子（菅野）、アルバイトを掛け持ちする30歳のシングルマザー・加奈（高畑）、年下の夫と優等生の息子と暮らす専業主婦・あすみ（尾野）。住む場所も環境も異なる彼女たちには“石橋ユウ”という10歳の息子がいた。幸せな毎日を送っていたが、徐々にその生活が崩れていく。ある日、一人の「ユウ」が母親に殺された。誰が「ユウ」の命を奪ったのか？
【福岡県での上映劇場】
KBCシネマ1・2
イオンシネマ福岡
小倉コロナシネマワールド
【6月4日（金）公開】カムバック・トゥ・ハリウッド!!
ロバート・デ・ニーロ、トミー・リー・ジョーンズ、モーガン・フリーマンといったアカデミー賞受賞歴を誇る名優3名が、保険金を発端とした老人たちの珍騒動をコメディタッチで演じる。舞台は’70年代のハリウッド。B級映画のプロデューサー・マックスは、ギャングのレジーから借りた金を返せずにいた。苦心したマックスは、西部劇の元スターで現在は老人ホーム入居中のデュークを担ぎ出し、彼を故意のスタント事故で殺して保険金を得ようと画策する。映画撮影の真の目的は、映画を絶対に完成させないこと、そしてデュークに死んでもらうこと！ しかし、思いのほかデュークはしぶとく、撮影は順調に進んでしまう。『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』（’19）などのエミール・ハーシュも出演。
【福岡県での上映劇場】
ユナイテッド・シネマ 福岡ももち
ユナイテッド・シネマ トリアス久山
イオンシネマ筑紫野
ユナイテッド・シネマ なかま16