【リノベのお宅訪問~戸建編~】小鳥のさえずりをBGMにデスクに向かい、暖かい照明に癒される。和とモダンのオリジナルな掛け合わせを楽しむ別荘のような住まい『Re-FillLIFE』
別府市在住 K邸
『Re-FillLIFE』のすてきなリノベ
夢をカタチにする決め手は信頼できるパートナー選び
日本有数の温泉地として知られる別府。遠くには、別府湾が美しく青い弧を描き、町のあちこちで湯けむりが立ち昇る場所にKさんの家はある。純和風の凛とした佇まいは、宮大工だったKさんのお義父様が建てたもの。壮厳な外観の期待を裏切らない大胆なリノベーションを手掛けたのは、福岡と大分に拠点を構える『リフィルライフ』の釘宮さんだ。釘宮さんとの出会いは、偶然ではなく必然だったとKさん。
大分市内で事業を手掛けてきたKさんは、事業を継承したことをきっかけに自身のセカンドライフを楽しむため、両親と3人で暮らす実家の大規模なリノベーションを計画。人生100年時代を生きるために、居心地がよく癒されながらも“ときめき”が続く家で暮らしたいと理想を描いた。福岡や北九州まで足を運び、依頼先を探してみたが、ビビット来る出会いに恵まれなかったという。
そんな時、新規事業パートナーとして出会っていた釘宮さんの紹介を受け、『田中工藝』の存在を知った。「雑誌を見てすぐに豊後高田まで出かけました。このタイミングで釘宮さんや田中さんと出会えたことは運命だと感じています(笑)」。そこから、Kさんと釘宮さん、『田中工藝』が得意とする繊細かつ美しいデザインを持ちながらも機能性にすぐれた作品に仕上がり、「夢をすべて叶えてもらいました!」と大絶賛のKさん。そこに、東京の第一線で店舗デザインを手掛けてきた釘宮さんの磨き上げた感性が重なり、モノトーンと木の風合いが見事に調和するシックな空間が完成した。
期待以上の価値を生み出すプロの手仕事
以前は、ゴールドの煌びやかな装飾が施されていた客間。最初に訪れた時、ふと釘宮さんの頭に金閣寺と相対する銀閣寺が思い浮かんだそうだ。「シルバーと紺をベースに、和柄の市松模様からインスピレーションを受けたデザインを施しました」と釘宮さん。天井の壁紙にはビーズをちりばめた壁紙を選択。反射した光にビーズが輝く夜の雰囲気はうっとりするほど美しい。とはいえ、実はまだ前期工程が仕上がったところ。これから縁側や玄関周りの工事を進めるという。「お客様を迎えると、歓声を上げてくれるんです。みんなテンションが上がって、私もつい楽しくなって(笑)。次は縁側の板張りを畳にして太鼓障子にする予定なんですよ。どこまで楽しませてくれるのかしら」とワクワクしながらKさんが話してくれた。
Company Profile
Re-FillLIFE
[所]福岡市中央区清川2-4-29 新高砂マンション1階
[☎]092-410-6888
※この記事は「フクオカリノベNo.6」より抜粋して記載しております