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Fuku Spo – 福岡ソフトバンクホークス/田浦文丸

田浦文丸(たうら ふみまる・背番号56)

入団4年目でつかんだ!!

開幕一軍&プロ初勝利

福岡出身・期待のサウスポーを要チェック

若手の注目株で22歳の田浦文丸が、中継ぎ陣の一角に名を連ねている。4月は7試合に登板し、堂々たる投球でプロ入り初の勝ち星を掴んだ。地元・福岡出身の選手としても、ホークスの中軸としても、今季は目が離せない選手になりそう!

 

夢の開幕一軍入り 4年目に期する想い

(編集部:開幕一軍おめでとうございます)ありがとうございます。プロ4年目で初めて開幕一軍に入ることができました。聞いたときはすごく嬉しかったですし、気持ちも引き締まりましたね。昨年は腰の怪我などもあって一軍に上がることができなかったので、キャンプは「絶対一軍に上がって投げるんだ」という強い気持ちがあり、例年になく気合いを入れて臨みました。調子自体はあまり良くなかったのですが、調子悪いなりにゼロに抑えられたので、そこが評価されたのかなと思います。

腰痛で投げ込みができなかった昨年は、トレーナーのアドバイスを受けて、体づくりに取り組みました。重点的に強化したのは下半身ですね。負荷をかけてスクワットをしたり、スピードをあげるために必要な筋力にアプローチしたり。脚の太さは変わっていないんですが、出力が上がったなという感覚が生まれ、体幹が強くなったせいか上体もぶれなくなりました。

同じサウスポーで中継ぎの嘉弥真(新也)さんと一緒に自主トレをしたことで、精神的な部分が成長できたことも大きかったと思います。打者と対峙した時の心構えや、試合前のキャッチボールの時の感覚なども教えてもらいました。自分も試合前のキャッチーボールを一番大切にしていたので、大事にしているポイントが同じだったことも嬉しかったですし、これまでにやってきたことに自信が持てるようになりました。

 

待望のプロ初勝利 愛称「まる」は定着するか?

4月11日にはプロに入って初めて勝ち投手になることができました。6回1点リードからの登板だったのでものすごく緊張感がありましたね。ただただ抑えることだけを意識していたので、勝ち投手になれるとは思っていなかったのですが「プロ初勝利」は大きな出来事でしたし、次も頑張らなければいけないという、奮い立つような気持ちになりました。中継ぎはどんな場面でもしっかり投げる、全力で抑えるというのが仕事です。一昨年から中継ぎを任されるようになり、調整の仕方もつかめてきたので、今季は「田浦はどんな場面でも抑えるな」と思ってもらえるように頑張ります。そうやって信頼を重ね、ゆくゆくは勝利の方程式の一角に入るのが理想ですね。

福岡県大野城市出身なので、ホークスは幼少期から大好きなチームであり、憧れでした。地元の球団に入団できてすごく幸せですし、誇りに思っています。実際に仲間に入ったホークスというチームは、先輩方が優しくて、思った以上に元気があるというか。とても和気藹々していて、賑やかです。自分もその一員として信頼される投手になれるように頑張っていきます。二軍にいた時は、チームメートや筑後のファンに「まる」と呼ばれていましたが、一軍では「田浦」と呼ばれることが多いので、ぜひ「まる」とか下の名前で呼んでください。あ、でも今季マルティネスが入団して、もう一人「まる」が増えたんですよね・・・。活躍しないと「まる」=マルティネスが定着してしまうので、気合を入れて頑張りたいと思います!

Q休日の過ごし方は?

昼まで寝ていて、Netflixや映画を見ることが多いですね。最近はアニメをよく見ます。タイトルは・・・覚えてないです(笑)

Qよく行く飲食店は?

地元・大野城にある「ラーメン幸心堂」です。昔からよく行っていたお店で、プロ入りしてからも定期的に行っています。友人がうきは市で蕎麦屋を開いたのでそこも行きたいと思っているんです。

 

 

〈PROFILE〉

2018年ドラフト5巡目でホークスに入団。2年目の19年に一軍に昇格し、8試合に登板した。昨年は腰の怪我等で一軍昇格を逃したが、今季は物怖じしない堂々とした投球が評価され開幕一軍入り。4月にプロ初勝利を挙げた。

 

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