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【すてきなリノベのお宅訪問~戸建編】築100年以上の店舗・住まいを和モダンにリノベーション 『株式会社ホームランド』

すてきなリノベのお宅訪問
株式会社ホームランド

柳川市[K邸]

 

ひとつひとつの要望を
叶えてくれたホームランド

 

 

 

柱と床、そして窓という、至ってシンプルな空間ながらも、風情が感じられるのは、以前の趣を残した内装と、この景色のおかげ

 

 

柳川に沿うように建ち並ぶ、風情溢れる日本家屋たち。

 

ご主人が生まれ育った実家は、その町並みの一角。長年その場所を離れていたKさんご夫婦ですが、「自分たちの体がまだ動くうちに」と柳川に戻り、まずは、店舗の奥に構えるご主人の実家のリノベーションを決意。

 

「私たちの希望は、段差がなく掃除がしやすい、回遊性のあるシンプルな家。数社に相談をしたのですが、私たちの要望はどこにいってしまったんだろう?というようなおしゃれな間取りを持ってくる会社さんが多くて…その中で、ホームランドさんは唯一私たちの意見を上手に吸い上げてくれていたんです」と、奥さま。

 

 

生まれ変わった外観。一新されながらも、趣のある柳川の景色に自然に溶け込んでいる。

 

 

以前の面影を残しながら
和モダンな空間に大変身!

 

 

ご主人の実家をリノベーションした3年後に、手前の店舗部分にも着手。「柱もそのほとんどが朽ちていて、家ごと傾いているような状態でした」と、担当されたホームランド代表の壇さん。

パッと見は、昔ながらの日本家屋。ただ、この地域は、景観条例で外観の色味や高さなどに制限が設けられており、その点も配慮しながらのリノベーションだったのだという。「耐震強化が何よりの優先事項でした。傾いた柱をまっすぐに直して補強、さらに、コンクリートの基礎を入れ直しました。そうしたことで、台風などにも耐えられる頑丈な基盤が完成しました」と、壇さん。

 

そのほか、築100年以上という歴史を持っている物件ゆえ、断熱性能がほとんどなかったので、その問題も解決。今後さらに100年は安心して過ごしていただけるような物件に大変身。この仕上がりにはKさんご夫婦も大満足。「まさか、こんなに立派に仕上げていただけるとは夢にも思っていませんでした」と、うれしそうな表情を浮かべた。

 

 

以前の梁はそのまま残し、白い壁とコントラストを強調したメリハリの効いた空間に

 

 

 

柳川の風景に溶け込む
歴史を感じる佇まい

 

 

 

今回のリノベーションは、貸店舗物件ゆえ、デザイン性をおさえつつも〝ここにしかない〟魅力的な内装に仕上げなければいけないというミッションに挑んだホームランド。

「こちらからの希望は、どんな業種の方が入居されても使いやすい、シンプルな内装ということだけです」と奥さま。結果、梁などは残しながらもほんの少しモダンな要素をプラスした、〝和モダン〟な空間に生まれ変わった。

 

 

上品で奥ゆかしい雰囲気が漂う階段部分。吹き抜けには、和紙素材の照明をプラス

 

 

1階部分は、全面がすべてガラス窓になっており、中にいても柳川が近くに感じられる清々しさを演出しながらも、敢えて無機質な印象を与えるモルタルを採用。古い日本家屋ならではの黒い梁や柱とのコントラストが美しい空間に仕上がった。「ここまで以前の趣を残せるとは思っていませんでした」とご主人。

2階部分は、窓から美しい柳川の景色が見えることから飲食店が入居するのを想定し、水に強い塩ビタイルを採用するなど、ホームランドの豊富な経験と知識で、リノベーションさえ無理だと思われた物件に、新たな生命が吹き込まれた。

 

 

 

古い日本家屋ならではの黒い梁や柱とのコントラストが美しい空間

 

 

2階の床は遮音のため塩ビタイルを採用。白い空間に溶け込むような、木目調のものをチョイス

 

 

5月に行われる沖端水天満宮では、ちょうど目の前で舟舞台がお囃子や芝居を繰り広げる

 

 

暮らしやすさを重視した
シンプルで段差のない間取り

 

 

 

玄関に入って目に飛び込んでくるのが、まっすぐに伸びた廊下と、ずらりと並んだ掛け軸。聞くと、奥さまが趣味で描いている南画なのだという。

そして広々とした廊下は、夫婦どちらかが車椅子が必要になった時にも快適に過ごせるようにとの思いから。段差をなくし、全ての部屋に2つ以上の扉を設置、回遊性のある間取りにしたのだそう。

 

 

掛け軸下の飾り棚は、家の中の唯一の段差。廊下のちょうど真ん中辺りにドアが設置されているが、レール部分も廊下に違和感なく馴染んでいる

 

 

「私たちはいろんなことが出来なくなっていく年齢ですから。とにかく掃除もしやすくシンプルなデザインにしてもらったんです。担当の黄さんには少し無理なお願いをしてしまいましたが、理想の間取りに仕上げてくださいました」と奥さま。

 

 

無駄のない洗練された空間に仕上げられたリビング。「本当に掃除がしやすいんです!毎日掃除機をかけるたびに感動しているんですよ」と、奥さま

 

 

念願のアトリエ部屋も構え、より充実した日々を送っているのだそう。「夫婦ともに、過ごしやすい空間に仕上げていただいて本当に感謝しています。リビングのソファに腰掛けて、庭に目をやりながらお茶をしている時間が至福なんです」と、Kさんご夫婦。

 

未来をしっかり見据えたデザインにしたことで〝今〟と〝これから〟の幸せを手に入れられたのかもしれない。

 

 

以前と比べると、まるで別の家のように美しく生まれ変わった。柳川の景観に馴染むシックな色使いも絶妙

 

 

 

 

------Company Profile-------------------------------

株式会社ホームランド

[所]福岡市中央区薬院2-4-15

[☏]0120-724-112

[HP]https://www.home-land.co.jp/

※この記事は「フクオカリノベno.7」より抜粋して記載しております

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