【イコーハウスがつくった新築住宅】(北九州市)有機的で普遍的、快適空間に住まう
家づくりに興味がなかったNさんに衝撃を与えたのは、
建築の巨匠フランク・ロイド・ライトの理念を継承する
[イコーハウス]が手がける『オーガニックハウス』。
当初は家づくりに興味がなく、住めたらどこでもいいタイプだったというNさんが衝撃を受けたのは、新築した親戚の家を訪ねた時だった。「外観がすごくオシャレで、ありきたりじゃないというか。吹き抜けのリビングの雰囲気など、すべてが格好良かったですね」。そこから家づくりに興味を持ち、展示場や新興住宅地を巡るものの、最初の衝撃を超える家と出合うことはなく、親戚の家を建てた[イコーハウス]にオーダーしようと夫婦の意見が一致。打ち合わせが始まると、外観のデザインはご主人、それ以外はすべて奥さまが担当する家づくりがスタートした。
「最初にやりたいことリストを50ほど書き出しました」と奥さま。そのリストをもとに聞き取りを設計し、徐々に住まいのカタチを具体化していった。階段の位置やキッチンの広さ、家族がそれぞれに選んだ床材や壁紙は、3D画像で雰囲気を事前にチェック。イメージ通りに完成した家を見た時は、驚くと同時に感動したという。
家事がしやすく、普段から綺麗を保てる住まい。もちろん、最初に心を奪われた広々とした吹き抜けのリビングにもこだわった。「それぞれ寝室はありますが、やっぱりリビングで一緒に過ごす時間が多いですね」と満足そうなご主人。奥さまも「子どもたちが寝静まり、主人と好きな番組を見る時間がホッとします」と居心地の良さを教えてくれた。
ご主人がこだわったのは、外観とシューズクロークだけ。それ以外は、家族5人がストレスフリーに暮らせるアイデアをすべて奥さまが考えたという。例えば、お風呂の出入り口をロールカーテンで仕切ることで、誰かが入浴していても洗濯などの家事ができるようにしたり、洗面スペースとは別にカウンターを設置することで、髪を乾かしたり、メイクできるなど、朝の混雑を解消したり。
リビング横にはファミリークローク、ダイニングの造作棚の下にはルンバ基地を設け、収納や掃除の快適性もクリア。さらに、大きな窓ガラスには縦型の電動ブラインドを設置し、朝晩の開閉をボタン一つでできるようにした。デザイン性だけでなく、機能性や快適性まで綿密に計算された住まいは、暮らしを優しく癒してくれる最高の住まいに違いない。
株式会社イコーハウス
[所]福岡県北九州市八幡東区槻田2-2-3
[☏]093-654-1200
※この記事は「ふくおか・さが 家づくりの本No.52」より抜粋して記載しております。