オド散歩 #39『のこのしまアイランドパーク』
『オドホテル』周辺の魅力あるスポットを紹介する「オド散歩」。今回は、能古島にある『のこのしまアイランドパーク』まで足を伸ばしました。
まず能古島へは『オドホテル』から近い、姪浜渡船場からフェリーに乗船します。所要時間はわずか約10分。揺れも少ないので、船が苦手な人でも安心です。
フェリーの運行は1時間に1〜2本ですが、春や秋のベストシーズンは臨時便が出ています。運悪く、船が出たばっかりだった…という時や、子どもが小さくて並びたくないという方は、“海上タクシー”(ほぼ漁船)が便利です。
能古島渡船場到着後は、バス(約13分)またはタクシー(約5分)でアイランドパークへ。ベストシーズンは臨時バスが出ているので、下船後すぐに乗ることができますよ。
福岡市民の憩いの場でもある『のこのしまアイランドパーク』は、「働き続けた人々を癒す場を作りたい」と、久保田耕作さんが1969年に開園した自然公園です。海の見える地形を活かした設計を心がけ、できるだけ人工的なものを置かない施設にしようと思ったとか。
実際に行ってみると、15ヘクタールの広大な土地なのに、大型の施設や遊具は一切ありません。
その代わり、手入れの行き届いた草花が、四季折々の表情を見せてくれます。
お花の数は年間で約30種類! 春夏秋冬その景色は途切れることがありません。素晴らしい!!
中でも、最も感動的な景色が広がるのは、春ではないでしょうか。
50万本の菜の花と桜と海のコラボレーションが実に見事!
芝生広場にレジャーシートを広げて、この景色を愛ながら食べるお弁当は最高です。
菜の花畑には、人が通行していい通路があるので、写真映えもしますよ。
春はチューリップやポピーも見頃なので、パーク全体が華やかな雰囲気に包まれます。
初夏は紫陽花やケイトウ、夏はひまわりやサルビアが楽しめます。
バーベキュー広場が最も賑わうのも、夏休みシーズンです。
バーベキューハウスの横にアスレチックがあるので、食べ飽きたら遊ぶ、遊びに飽きたらまた食べる、という風に楽しむ子どもたちも。
こちらにある遊具は、一般的な公園などにある遊具とは違い、木材やロープなどを駆使して造られています。
それが子供たちにはスリル満点で、楽しいようですよ。
そして、秋の目玉はコスモス!
10月上旬から、芝の広場のコスモスが見頃を迎え始めます。
春には菜の花が咲いていた場所ですね。
こちらも青い海とのコントラストがとても美しいです。
10月中旬からは、パーク入り口から左手にあるお花畑の遅咲きコスモスが見頃になります。
コスモスと遅咲きコスモスでは、またお花の感じが違うから面白い。
両方が楽しめるのは、10月の下旬から11月上旬にかけての2週間ほど。見頃は公式SNSをチェックしてみてください。
マリーゴールドも綺麗に咲いていますね。
アニメ「となりのトトロ」に出てきそうなエリアも。
1日では回りきれないほど広いので、アニメの世界を連想させる場所を見つける楽しさもあります。
昭和初期の古い町並みを再現した「思ひ出通り」には、カフェや駄菓子屋、能古うどんが食べられるお店、陶芸店などがあります。
芝生広場でお弁当を広げるのも楽しいですが、能古島名物もいいですね。
「竹馬」など、レンタル遊具も懐かしい物ばかり!
最近はあまり見かけないので、子どもたちにとっては新鮮な遊び道具かもしれません。
広場では、子ども以上に大人が夢中になって楽しんでいました。
広場で使えるよう、バットやボールなどの貸し出し(有料)もされていますので、手ぶらでも十分1日楽しめます。
「ふれあい動物園」では、ポニーややぎ、うさぎに販売されている餌をあげることもできます。夕方には餌は売り切れているので、餌やりを体験した人は、早い時間帯に「ふれあい動物園」に行くことをお勧めします。
パークの入り口では、耕作さんの妻で、二人三脚でこのパークを作り上げた久保田睦子さん(写真右)が来園客を迎えられています。夫亡き後も、パークの顔として明るくにこやかな睦子さんを見ると、こちらまで元気をいただきます。
DATA
のこのしまアイランドパーク
福岡市西区能古島
092-881-2494
無休
入園料:高校生以1200円、小中学生600円、3歳以上400円
転載元
オドホテル『オド散歩』
https://odohotel.blog.fc2.com/