【ふくナビアグリツーリズム】福岡・大川で300年!歴史ある酢蔵を調査『庄分酢』
大川で300年!『庄分酢』を調査―アグリツーリズムVol.8
自然豊かな大川市の『庄分酢』さんにお邪魔しました!
約300年の歴史ある酢蔵。その歴史とこだわりを調査!
庄分酢 大川本社を訪れました
中に入るとすぐ、生姜酢のお湯割りを振る舞ってくださいました。
心も体も温まったところで酢蔵を見学させていただくことに。
いざ、酢蔵を見学!
最初に目に入るのは大きな木桶!昔ながらの製法で作られていて、修理をする職人さんも数少ないのだそう。原料のお米も、実際に生産者の元を訪れるなど、「生産者の顔が見える関係」を大切にしていると高橋さんは言います。地元の方々に愛されるお酢ができる理由を感じます。
「ちょうどいいタイミングではないなあ…」と高橋さん。お酢の菌は活発な時と静かな時を繰り返すそうで、この時はより完成に近いタイミング。「一番活発な時は菌が表面いっぱいに張るんですよ!」と教えていただきました。毎日菌の小さな違いに気をかけながら、丁寧に作られているのだと感じますね。
あまおうで作られた『いちご酢』の樽も拝見。こちらはいちごのいい香り…!
他にも柿酢、りんご酢など様々!
この甕、実は人が一人入れそうな大きさなんです!
こちらは甕がずらりと並ぶ蔵。置いてあるように見える甕ですが、実は底から半分下が埋まった状態なんです!一部が土の中にあることで、内部の温度を一定に保つことができ、菌による発酵を助けています。
蓋の和紙を見ると、『令和参年九月』の文字が。「年季が入ってそうだけど…」と不思議がっていると、「和紙に渋柿を塗ってるんですよ。殺菌効果があるので!」と高橋さん。済んだ工程がわかるように紐の結び方を変えるそうです。昔ながらの知恵がすばらしいですね。
老舗ならではの「黒さ」
庄分酢のショップ
シンプルなお酢だけでなく、飲むお酢やドレッシングなどがずらり。
お酢だけでこんなにいろいろな商品ができるとは!種類の多さに圧倒されました!
『酢Ristorante Shoubun』で試飲&高橋清太朗さんへのインタビュー
飲むお酢『酢飲(すいん) 葡萄』をソーダ割りで試飲させていただきました。
すっきりしていて美味しい!ヨーグルトなどにかけても◎
健康や美容に良いとされるお酢ですが、なかなか毎日摂るのは難しい…。でもこれなら毎日手軽に取り入れることができそうです!
「これからもどんどん新しいことに取り組んでいきたいです!」と高橋さん。
「伝統」と「新しい」をどちらも持ち備えている『庄分酢さん』。今後の展開にも期待大ですね!
あとがき
取材終了後、『フルーツビネガーキット』と『飲酢 博多あまおう』を購入。さらにお土産で『万能くろ酢たれ』をいただいちゃいました。毎日美味しくお酢を摂れて体が喜んでいるのを感じています!
株式会社 庄分酢 大川本社
住所:大川市榎津548-1
TEL:0944-88-1535
営業時間:
ショップ 9:00~17:00
レストラン 11:30~15:00(OS14:00)
定休日:
ショップ 盆・正月のみ
レストラン 日・月曜(月曜が祝日の場合営業、翌火曜休み)
公式サイト:https://shoubun.jp/
公式オンラインショップ:https://www.tokinokura.jp/
公式Instagram:@shoubunsu