【N.Y.逆輸入のオーガニック和食カフェ】有機野菜と無添加調味料のおいしいご飯

2022年02月16日 公開

ビルの1階、奥まった入口にかかる暖簾の感じからやさしい店。扉を開けると木の床に木のテーブル、古い窓や木材を利用した棚がナチュラルな雰囲気だ。提供するのは無農薬野菜や米をつくる農家さん直送の食材を使用した定食。釜炊きご飯やおにぎりや蒸し野菜など、体の細胞が目覚める美味しさだ。店舗の雰囲気といい、味といい、この店は何かが違う！

代表の鈴木加奈子さんには4人のお子さんがいるそうで「子どもに安心して食べさせられる無（減）農薬、無添加の料理を提供したい」と食材を厳選。ラテン語で「土」を表す店名は、野菜、特に根野菜から土のエネルギーを感じてほしいという思いが詰まっている。

「福岡に住みたい！」と夫婦で移住し、無農薬野菜生産者とも移住後に関係を築いたそう。店内の床も壁も、土鍋が並ぶ棚も内装はセルフでリノベし、調味料を並べるトレイも「古い木材を捨てたくなくて」と手づくりだ。さらに料理に使用する甘酒や塩麹まで自家製というからスゴイ！

N.Y.の店でも（牛肉は違うけれど）提供している『自家製醗酵ソースの赤牛ハンバーグ』（1250円）。ドレッシング、蒸し野菜用の甘酒味噌ソースも手作り！ 「無添加にしようとすると調味料の調達が大変で、ほとんど手づくりです」。ご飯大盛り無料、＋300円で塩おにぎり2コに変更可

鈴木さんご夫婦は、N.Y.で7店舗、東京で3店舗の飲食店を展開していて「日本に帰ってきて、アメリカでは当たり前だったオーガニックレストランが少ないと感じた」のだそう。夜は貸切の予約しか対応していないけれど、2月から和風デザートのカフェ営業も開始。「ハンバーグのソースと国産とうもろこしを使用したトルティーヤの工場も計画しています」と、今後の展開にも期待大。