【福岡の頼れるお医者さん2022】発症直前まで症状が出ない「脳卒中」。危険因子の除去と定期的な検査を!「森高クリニック」
死亡率は減少しているものの、患者数は増加し
寝たきりの原因の1位と言われる脳卒中は
定期的な検査や生活習慣の改善で予防ができる病気。
脳卒中の予防医療について副院長・三本木医師に話を聞いた。
|くも膜下出血の予防は脳動脈瘤の早期発見が重要
脳の血管が詰まったり破れたりすることで、脳が障害を受けてしまう「脳卒中」。身体機能や言語機能が失われたり、介護が必要になったり、場合によっては死に至ることもある疾患だ。「突然起こる」ことが脳卒中の特徴であり、発症を事前に予測することが難しいため、原因となる病気の早期発見・早期治療が非常に重要になるという。「脳卒中は脳の血管が破れる脳出血、脳の血管が詰まる脳梗塞、脳動脈瘤が破裂するくも膜下出血、の3つの疾患の総称です。脳出血や脳梗塞の原因となるのは、高血圧症や脂質異常症、糖尿病、喫煙などで、生活習慣病を治療することで予防できますが、くも膜下出血は脳動脈瘤を見つけ、治療するほかありません。くも膜下出血を起こしてしまうと1/3の方は社会復帰できますが、残りの1/3の方は死亡に至り、1/3の方は後遺障害を残してしまうため、定期的に検査を受け、リスクとなる脳動脈瘤を早期に発見することが大切です」と、三本木先生は言う。
くも膜下出血の原因となる脳動脈瘤や、脳梗塞の原因となる頸動脈・脳血管の狭窄は、病気を発症する直前まで症状がないことが殆ど。病気の発症を防ぐには、事前に画像検査を行なうことが必要となる。2021年10月、副院長に三本木先生を迎え、従来の脳神経外科に加えて総合内科を新設。リニューアルオープンした『森高クリニック』には、最新のMRI装置を導入し、脳ドッグや健康診断などを実施。脳動脈瘤などの早期発見に導いている。「70歳くらいまでで持病がなく、検査で異常がない方は5年後に次の検査を受ける程度でいいでしょう。しかし、高血圧症や脂質異常症、糖尿病、喫煙といったリスクのある方は1年に一度はチェックしていただけると安心です」。
森高クリニック
副院長 三本木 良紀先生
2006年九州大学医学部卒業。九州大学病態機能内科学(第二内科)脳循環研究室入局。福岡赤十字病院HCU副部長などを経て2021年10月より現職。日本内科学会総合内科専門医、日本脳卒中学会認定脳卒中専門医、日本脳神経血管内治療学会専門医。
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Hospital Data
森高クリニック
[診療科目] 総合内科、脳神経外科
[住所] 福岡県糟屋郡志免町志免1-3-41
[電話] 092-937-2214