泡系豚骨の「一成一代」から新ラーメン 目指したのは、旨味の極み！

2022年05月25日 公開

濃厚な泡系豚骨で知られる東比恵の『博多 一成一代』。２０１４年末の開業以来、豚骨一筋に営んできたが、満を持して、新境地へと歩み始めた。それが店主の高田成人さんが数年前から温めてきた、鶏ガラ×豚骨のWスープが肝の「鶏白湯ラーメン」だ

定番の豚骨ラーメンと同じく、スープ表面に泡が浮かぶが、高濃度ゆえ自然に生じた豚骨とは違い、こちらはブレンダーで意図的に泡立てたもの。こうすることでよりマイルドになり、まろやかな旨味が引き立つという。

一口すすると豊潤な旨味を感じ、食べ進めるほどにじわりと染み入っていくような滋味深さ。ムネ肉を低温調理したしっとり食感の鶏チャーシュー、白髪ネギ、半熟煮玉子との相性も抜群だ。麺は豚骨ラーメンと同じく「製麺屋慶史」謹製。

中太仕様のややウェーブがかかった麺で、ツルリとした口当たりでスープもよく絡む。「本当は2号店で柱にしようと思っていた自信作」と高田さん。『博多 一成一代』の印象を一変させる新麺をぜひ！

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