【福岡肉本2022】七輪を囲んで焼けば誰も彼もみな笑顔『七輪　まるやき』

2022年08月31日 公開

『七輪　まるやき』という店名から分かる通り、この店の焼肉は七輪焼き。

七輪の炭火で焼く昔ながらのレトロなスタイルこそ、まさに「大衆焼肉」と呼ぶべき理想的な姿ではないだろうか。看板にも「大衆焼肉」と掲げられてはいるが、肉は九州産の和牛にこだわっており、上質な肉をできる限り価格を抑えて提供している。

高温で燃える炭火の遠赤外線効果によって、肉の表面は余分な脂を落としてこんがりとなり、中は旨味を逃すことなくジューシーに焼きあがる。香ばしい煙に肉が包まれることで、食欲をそそる香りとなるのも炭火焼ならではの楽しみ。

なかでも『本日の特選５種盛り』は、心ゆくまで肉のうまさを堪能できる希少部位で、ほとんどの客がオーダーするという。

ザブトン、三角バラ、ミスジ、イチボ、クリミなど、希少部位の盛り合わせ(焼き野菜付き)。このクオリティの肉がこの価格で食べられるとは驚きだ。

そのほか定番のカルビやハラミ、ロース、タン塩はもちろん、鶏・豚・魚介、ホルモン、野菜といった一品メニューも充実。ダイダイを使ったポン酢、リンゴ酢、門司の老舗「やまに醤油」、豆板醤、コチュジャンなど、12種類の材料を配合した自家製ダレが肉のうまさを引き出す。

「上質な肉をリーズナブルに食べられる店が門司にあることを知ってほしいですね」とオーナーの深堀一さん。

肉の状態を見極め、余分な筋や脂を取り除く。部位ごとに厚さや隠し包丁の入れ方を変え、食べやすいように手切りしている。

牛タンの中でもわずかしか取れない、根元のやわらかい部分を使用している。

ハラミステーキ、豚バラ、上カルビ、ロース、ウインナーと焼き野菜。何を食べようか迷ったら頼んでおきたい。

爽やかな風味のレモンビール、生ビール、ハイボールは418円とドリンクも安い。

奥行きがある店内には、家族で利用しやすい座敷もある。子ども用のイスや食器も用意しており、おむつ交換シートも設置しているので赤ちゃんがいても安心。

肩肘張らずに楽しめる気取らない雰囲気が居心地よく、会社帰りの人や地域の家族連れ、ママ友、サークル仲間など、幅広い客層でいつもにぎわっている。

この度、新しく創刊した『福岡肉本2022』
『福岡の肉の指南書』となる情報を多数掲載！

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