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【フクオカリノベ 2022 no.9】すてきなリノベのお宅訪問(マンションリノベーション)Case01[リノベエステイト]

10年後、20年後の住まい方を
見据えた共働き世帯の家づくり

40代の夫婦ともに美容師。
2人の息子は、いずれは家を出ていくだろう。
そんな5年、10年、20年後のライフステージまで想像した、マンションリノベとは。

リノベエステイトとの
出会いから踏み出した一歩

高級なダイニングレストランを思わせるハイセンスなLDKは、ディテールの一つひとつにこだわることで、かっこよさと温かみの両方を調和させることができた

それは、突然の訪問だった。中央区大手門にある[リノベエステイト]のショールーム兼ミーティングスペースに、ある日ふらりと飛び込みでやってきた男性がいた。「散歩していたら、素敵な看板が出ているなと思って。もともと建築とかに興味があったので、ちょっと寄ってみようと思ったんです」。[リノベエステイト]がどんな会社なのか知らない状態で訪問したご主人だったが、ショールームや施工例を見て、瞬く間にその世界観に魅了された。

LDKの主役にもなっているkitchenhouse『GRAFTEKT』のベトングレーを採用。コンクリートと木をコンセプトにした部屋にとてもよく馴染んでいる。左右どちらからでも出入りできる回遊性も機能的

2人の子どもは小中学生、自分たちも40代。マイホームを持つならいいタイミングと、まさに考え始めた頃だった。コロナ禍になって「家の中で豊かな時間を過ごしたい」と思いも強くなっていたという。[リノベエステイト]しかないと思ったご家族は、物件探しから依頼。「学校区を変えたくないというのが前提にあったので、福岡市内の中古リノベの施工実績が多い点も頼れるところでした。もちろんデザインがいいのはもちろんですが、最初に、物件とリノベ代、家具代を含めた資金計画を立てた方がいいとおしえてもらえたのもよかったですね」。

主寝室の出入り口には、間接照明を入れた飾り棚風スペースを設けた。LDKに奥行きを持たせる、松山さんならではの魔法のテクニックだ

さらに心に刺さったのは、10年後には訪れるかもしれない、子どもたちが巣立った後の生活を想像できる提案があったこと。つまり、使わなくなった子ども部屋を前に、どうしようかと考えるのではなく、今から起こりうる未来を予測し、アトリエなどに有効活用することをイメージしてから間取りやインテリアを考えたのが、今回のリノベの最大のポイントとも言えるだろう。

玄関前の廊下に設置した突っ張り棒タイプのスタンドは、施主がネットで購入した。廊下は、通行にも不自由のない120cm幅を確保

そのため、子ども部屋は自分たちのライフゾーンと交差しない場所に置き、一定の独立性を確保。プライベートを大事にしたい年頃である息子さんたちにとっても、それは居心地のいい特別な空間となっているらしい。実際に生活を始めたご主人は「リラックスしすぎるぐらい、落ち着く場所になりました。細かいディテールにこだわれるのがリノベの良さですが、それを体現できたと思います」。

クローゼット代わりに、稼働式の壁面棚を設置。室内干しができたり、棚板を乗せればワークスペースにも使える万能設計

 

一人の時間も充実
豊かさの本質を追求して

コンクリートのクールな質感と、木の温かさ、そして数々の観葉植物をバランス良く調和させ、品よく仕上げたKさん邸には、暮らしに豊かさをプラスするいくつかの仕掛けがある。機能面では、断熱目的で全室二重窓にしたことで、賃貸では味わえなかった快適さを感じている。しかも、交通量の多い道路沿いの集合住宅ながら、雨の音も気づかないほど静かな住環境なんだとか。

壁と施工中に探したソファは、横幅を合わせている。細かいディテールの調整が、さらに部屋を素敵に整えている

また、玄関正面の引き戸を開けると、ご主人のホビールームが出現。壁一面に施された有孔ボードに、趣味のアウトドアグッズやツールが規則正しく仕舞われている。ただの収納場所ではなく、椅子に腰掛けて手入れをするスペースもあって、さながら秘密基地のよう。リビングに趣味道具が持ち込まれないから、LDKが煩雑にならないというメリットもあるようだ。また「妻がリラックスできるように」という目線から整えたユニットバスは、調光もできるホテルライクな空間で日々の疲れを癒してくれる。

kitchenhouseのキッチンは奥行きがあるため、カウンターとしても重宝する。サクッと食事を済ませたいときはここで
ガラス張りのバスルームはまるでホテルのよう。洗面台の鏡周りには、立体感のあるリッチなタイルを使用した

どの部屋も統一されたシックでおしゃれな仕上がりだが、これには「資金計画に家具の購入費まで見込んでいたことが大きかったですね。家具に合わせて壁の幅を微調整したり、その逆もあったりして、家具を入れた状態で完成形になりました」とご主人。「もともとリノベっていいなと思っていたんですが、間違いなかったですね」。その言葉からは高い満足感が伝わってくる。

主寝室の道具の上に設けた棚には、思い出のレコードを飾っている。ご家族のセンスが光る、素敵な空間だ
リノベエステイト 株式会社アポロ計画
福岡市中央区大手門3-12-12
TEL 092-738-9099
https://re-estate.net/

詳しい内容は現在発売中の『フクオカリノベ2022 no.9』にて。

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