【柳川市】柳川ランチで体に染み込むうまさのスープを味わう『cafe帰去来』
【柳川市ってどんなところ??】
福岡有数の観光地でうなぎのせいろ蒸しや川下りが人気の「水の都」。 福岡県の南部に位置し、かつては柳川藩11万石の城下町として栄えていました。 昔ながらの白壁の建物や柳川藩主立花邸「御花」の美しい御屋敷と庭園を目的に訪れる人も多いです。川下りコースを中心とした掘割沿いは国指定名勝『水郷柳河』に指定されています。
柳川で食事というとうなぎを思い浮かべる方も多いだろう。でも実は遠方からその味を求められるうなぎ屋以外の店も多い。
今回ご紹介する『cafe帰去来』もそのひとつ。看板メニューは「スープ」だ。
オーナーの野田 由美子さんは柳川生まれ。
以前は医療系の営業の仕事をしていたそうだ。転職のきっかけは出張先の書店で出会った一冊のスープの本。
『あなたのために』というタイトルが目に飛び込んできた。病気療養中で食欲を落とした母のために作ってあげたい!と思い即購入。しかしうまく作れず、問い合わせをしている内に興味が深まり、その本の先生に師事することを決意。3年間鎌倉まで通いレシピと人生の教えを学んだ。
木の温もり溢れる店は、野田さんの実家が別の商売を営んでいた店舗をリノベーションしたものだ。修行の後、宅配などでスープの提供を考えていたが、なかなか良さを伝えるのが難しく、自分の店を出すことを決意した。幼いころから見慣れた商店街の閉店が相次ぎ、年々さみしくなっていくのをなんとかしたい想いもあったらしい。
cafe帰去来で提供されるスープは季節に合わせた野菜のものを中心に常時3種類ある。にんじん、かぶ、ビーツ、そら豆、クロダマルなど、いずれもその年の味具合を見ながらレシピを調整し、素材の味がもっとも美味しく引き出せるよう丁寧に作る。
それぞれの旨味がたっぷり溶け込んだスープは食べ応えがある。ビーツのポタージュは鮮やかな色で目にも美味しい。
このスープを1種から3種まで選び、カレーやおにぎり、パンを組み合わせたセットがいただける。
カレーは有明海産の海苔を使ったキーマカレーとチキンカレーの2種のあいがけがおすすめ。
有明海苔をまいたおにぎりは香りがよくスープとの相性もバツグンだ。改めて有明海苔のおいしさに気づかされる。海苔はアミノ酸たっぷりで栄養価も高いそうだ。
「これからは遠くのお客様にもこのスープの良さを広く知っていただきたいですね」と野田さん。
一時は柳川から離れて暮らしていたが、戻った時柳川の町並みの魅力を再認識したという。
遠く離れて故郷を想う北原白秋の詩にちなんだ帰去来という店名。故郷のようにほっとする居心地の良さと、体がよろこぶ「いのちのスープ」、ぜひ味わってみてほしい。
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cafe帰去来
所:柳川市京町48
電話:0944-85-8011
営業時間:11:00~17:00
休:月・火曜
P:あり
カード/可、PayPay可