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【インタビュー】Fuku Spo – 福岡ソフトバンクホークス/周東佑京

周東佑京(Shuto Ukyo・背番号23) 

不動のリードオフマンへ

熱いレギュラー争いに

スタートダッシュをかける!

怪我を乗り越え、一軍に帰ってきた周東佑京が、

来シーズンのレギュラー定着、

そしてチームの中心選手になるべく、打撃強化に燃えている。

3月にはWB Cへの出場が期待されている鷹のスピードスターに決意を聞いた。

 


怪我からの復活。ここから第二章が始まる

 

2021年の秋に右肩を手術しました。周りからは手術しても大丈夫と言われましたが、春季キャンプ中は1軍に戻れるような状態じゃなくて「前みたいに野球ができるのかな。元の状態に戻せるのかな」という気持ちが渦巻いていました。不安が大きかった分、一軍に復帰し、試合にも出られたという点ではいい1年でした。その反面、最終的にチームが優勝できなかったことは残念でしたし、個人的にも、もっと走れたし、もっと打てたと思っています。今振り返ると、最後の方は気持ちも空回りしていましたね。もっとやらなきゃと思っているのに、できない、出しきれない状態だったので。今でも最後のモヤモヤ感は忘れられません。

 

11月の侍ジャパンの強化試合では、自分はまだまだだと実感しました。トップの選手は、タイミングの取り方がうまい。タイミングが取れていれば、いい打ち方できるし、そこがブレないから、安定した成績も残せているんだろうなと。ちょうど秋季キャンプに行く前に、いろんな選手から話が聞けたので、すぐにキャンプでトライできたことは今後に活きると思います。

 

チーム内競争が激しいですが、周りの選手のことは意識していません。打てれば試合に出られると思うので、自分がしっかりできるかどうかが大事だと思っています。そのためにも、キャップはとにかく振って、量をやって、自分で撮って、確認しての繰り返しですね。その中で自分の感覚的にいいのか、悪いのかを見極めながら、バッティングのレベルを上げていきたいと思っています。

 

 

打撃のレベルアップでチームの中心選手に

 

ホークスというチームを、自分が引っ張っていきたいという思いは、去年からあります。中心でやるには、最低限レギュラーでやらないといけないですから、来シーズンは、打率、出塁率、長打率と、打撃に関する全部の率を上げていくことが目標です。クリーンナップが打点を稼げないのは、僕ら1、2番があまり塁に出ていないからだと思うので。そこはどうにかしないといけないですね。盗塁については、別に走らなくてもいいかなと思っているところがあるんです。それよりも、次の打者を信頼しているので、一塁が空くことで勝負させてもらえなくなるより、勝負してもらって、長打で1点、本塁打で2点の状況を作りたいかな。打者の調子にもよるので、その辺りは臨機応変に、チームの勝利につながる判断をしていきます。

 

今年は優勝したいですね。勝って終わるのと、負けて終わるのでは疲労感も違うので、最後に「一年頑張ってよかった」と振り返れるようなシーズンにしたいです。個人的には、先を見越してやるより、1年1年後悔しないようにやっていきたいと思っています。来シーズンも、熱い声援をよろしくお願い致します。

 

プライベートに迫るQ&A

Q.息子さん(6ヶ月)が生まれて変わったことは?

A.帰るのが早くなりました。試合後もいろいろやってから帰っていたんですが、今はスパッと。そっちの方が結果的に体もラクで、いい感じです。

 

Q.福岡の好きなところは?

A.生活がしやすいですね。地元(群馬)より全然、こっちの方が暮らしやすいです。福岡グルメと呼ばれるようなものはあまり食べませんね。外食時は、どこにでもあるようなものを食べています。

 

〈PROFILE〉

周東佑京

投手 右投げ/左打ち

背番号 23

生年月日 1996年2月10日

身長 180㎝  体重 71kg

出身地 群馬県

2017年に育成ドラフト2位でホークスに入団。19年3月に支配下登録されると、20年には50盗塁で盗塁王のタイトルを獲得。21年に右肩の手術を受けた影響で、22シーズンは5月下旬に1軍昇格。昇格後はスタメンで出場し、夏までは打率3割をキープした。

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