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【すてきなリノベのお宅訪問~戸建編】お気に入りのキッチンを主役に 統一感と使い心地を追求『3rd. Cafe LIVING STYLE』

すてきなリノベのお宅訪問
3rd. Cafe LIVING STYLE
大野城市[T邸]

LDKの中心に配されたキッチンが圧倒的な存在感を放つ。ゆとりある作業スペースや広いパントリーを設け、使い心地も抜群。構造上抜けなかったという柱もアクセントのようにすんなりと馴染んでいる

 

 

寒さが気になっていた
築20年の家をリノベ

 

窓から光が注ぐリビングで、休日の朝を穏やかに過ごすTさん。かつて親子で住んでいたわが家をフルリノベーションし、好きなものに囲まれた一人暮らしを楽しんでいる。築年数は約20年とそこまで古くはないが、外壁の劣化や寒さが気になり、リフォームを考えたことがリノベーションのキッカケだった。

 

「本当はもっと先を予定していたのですが、ちょこちょこ修繕するよりも体力がある時に一気に変えた方がいいと知人からアドバイスをもらって(笑)。それから住宅情報サービスを通じ、いくつか業者さんを紹介していただいたんです」。Tさんは全社に話を聞いて見積もりと設計を作ってもらい、3〜4カ月ほど吟味を重ね、最終的にパートナーに選んだのが[サードカフェ]だ。決め手になったのは〝信頼と納得〞だったそう。「設計が気に入ったこと、家の状態を把握した上で提案をしてくださったことに信頼感を覚え、ここなら安心しておまかせできると思いました」。構造面の診断も行ない、見た目からは分からなかった耐震の問題を補強することも。壁や天井・床下にも断熱材を入れかえて、寒さ対策も万全に行なった。

 

ダウンライトの柔らかな陰影が空間に表情や奥行きをもたらすリビン グ。一角には畳を入れて、安らぎのスペースに。畳を作るにあたり、事前にソファの寸法や形状を確認してレイアウトしたのもポイント

 

 

 

一目惚れのキッチンを入れて
大きく変わったLDK

 

家の主役といっても過言ではないのが、LDKに堂々と鎮座するグラフテクトのキッチン。Tさんがショールームで一目惚れしたというこのキッチンから、リノベーションのストーリーは始まっていった。以前は北側にキッチンとダイニング、南側に座敷という仕切りのある間取りだったが、今回の改装で長さ3600㎜(ポポラート型)のキッチンが入っても圧迫感がないように、南側を開放的なLDKにフルチェンジ。キッチンとダイニングを兼ねたことで空間を有効活用し、リビングを広くとることができた。

 

キッチンのカラーに合わせて、部屋の建具や家電をシックな色に揃えたというLDKは統一感があり、視覚的にもスッキリと広く見える

 

「おしゃれですし、一人暮らしなのでわざわざダイニングテーブルを置かずに済んで一石二鳥ですね。ただ、柱との組み合わせは不安がありました」。リビングには抜けない柱があり、キッチンを置くと違和感が出るのではと悩んだが、現場監督の諸岡さんとの打ち合わせの際に同じような色の柱を合わせてシミュレーションしてもらえたことでその不安は解決できたそう。

 

 

 

生活動線を意識した
間取りと収納が技アリ!

 

勤め人でもあるTさんが楽に暮らせるようにと、今回の改装では生活動線を意識した工夫も。空間を広げた土間風の玄関にはリビングにつながる入り口と、もう一つ、洗面所やパントリーにつながる2方向の入り口が設けられた。玄関の手前には、上着やバッグを収納できるミニクローゼットを新設したこともポイント。

「帰ってきてコートを掛けて、手を洗って、買い物の荷物をパントリーに置く。そんな一連の流れがスムーズにできて、とっても便利になりました」と嬉しそうなTさん。元々あった階段下の収納スペース、さらに広いパントリーが加わったことで、荷物を大量に収納できて助かっているという。

 

玄関前のミニクローゼットには上着やバッグなど外出に必要なものを収納

 

 

帰ってくるのが楽しみ
そんなわが家に変化

 

Tさんのこだわりで、家のフローリングはすべて杉の無垢材に。断熱材との相乗効果で夏は涼しく、冬は暖かく、以前に悩まされていた寒さや底冷えは気にならなくなったそう。「以前は仕事を終えて帰宅すると暗いため息をついていたんですけど、リノベーションしてからは明るい気持ちになれるんです」とTさんは微笑む。その理由は住み心地が良くなったことに加えて、〝素敵なもの〞に囲まれているからだろう。

 

室内のあたたかな雰囲気を演出する照明は、[サードカフェ]がセレクトしたもの。空間を締めるためにカラーはブラックに

 

空間に表情を与えてくれる照明や建具は、カフェやインテリアを手掛ける[サードカフェ]がセレクトしたもの。Tさんは「照明は現場監督の諸岡さんにおまかせしたのですが、正解でした!」と声を弾ませる。

諸岡杏実さんはインテリアや施工を担当する女性の現場監督。女性同士で気兼ねなく何でも話し合えたことも、Tさんにとって居心地の良い空間が完成したポイントの一つだろう。「制限がある中でどうするかを考えたのが楽しかったし、納得のいくものができました」とリノベーションを振り返るTさん。これからコロナ禍が明けたら友人を家に招くのが楽しみ、と目を細めた。

 

キッチンのカップボードも造作。モノトーンのキッチンや建具に馴染むように濃いめのブラウンに調色をした

 

 


 

 

 

------Company Profile-------------------------------

3rd.Cafe LIVING STYLE

[所]春日市白水ケ丘4-7アミティときわ1階

[☏]092-983-3093

[HP]https://www.thirdcafe.com/

※この記事は「フクオカリノベno.10」より抜粋して記載しております

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